飯沼本家 様

飯沼本家

商品開発から販路開拓まで・・・二人三脚だからこそやり遂げられた。

右から2人目 株式会社飯沼本家 専務取締役 飯沼一喜 様
左から2人目 株式会社アンカーマン 代表取締役 和田直人

株式会社飯沼本家

専務取締役 飯沼 一喜 様

江戸時代、元禄年間より創業300年以上の歴史を誇り、千葉県酒々井町に蔵を構える。現在16代目蔵元を筆頭に、伝統を大事にしながらも、品質・味わいでさらに一歩先を目指す「時代の先を行く」酒造りを行っている“SAKE”文化創造企業をミッションに掲げ、“SAKE”文化を全国、そして世界に創造することを目指している。代表銘柄は「甲子(きのえね)」。

※2022年10月14日更新

飯沼本家様よりアンカーマンへの依頼の経緯の概略

2016年クラウドファンディングで資金を募り、ボジョレー・ヌーボーを参考にした「日本酒ヌーボー 酒々井の夜明け」を新販売。その際の戦略立案、商品開発、マーケティングをアンカーマンと二人三脚で行い「日本酒ヌーボープロジェクト」を大成功に収める。翌2017年、さらなるプロジェクトの拡大をすべく、再度アンカーマンへ支援を依頼した。

「日本酒ヌーボープロジェクト」の支援を再度依頼しようと思ったきっかけは何ですか?
2016年の成功を自社だけで再現する自信がなかった。

まず2016年にアンカーマンさんにサポートして頂いたことは大きいですね。
弊社では酒造期の最初に搾ったお酒を「今朝しぼり」として11月に季節限定で販売していました。アンカーマンさんの支援で、その「今朝しぼり」をリブランディングして頂き、クラウドファンディングを活用して「日本酒ヌーボー 酒々井の夜明け」として商品価値を見直して新たに販売することができました。

アンカーマンさんには、新たにビジネスモデルの立案から商品コンセプトの設定、動画を使ったPRまで提案をして頂きました。その結果、目標金額300万円に対して1000万円以上の資金が集まり、売上も3倍以上になるという予想を超える結果になりました。

なにぶん前年のクラウドファンディングの成功は異例のことで、思いがけない集客と売上になったところがありました。今年はその反動があるのではないかという懸念もありましたし、自分たちの力だけで前年以上の成果を出せるのか、正直不安もありました

そこで、再度アンカーマンさんに相談することにしました。前年に商品開発の支援をして頂き、アンカーマンさんの実力はよくよく理解していました。2017年は前年を上回る売上目標を達成したいと思っていたものの、自分1人では明確な道筋が見えておらず、アンカーマンさんの力が今回も必要だと感じていました

実際にアンカーマンに依頼してみていかがでしたか?
作った商品をどう売るか。体系的なノウハウが得られ、自信につながった。

一緒に仕事ができて本当に良かったです。前年以上の売上を超える結果が得られ、自信になりました。商品開発から販路開拓までの体系的なノウハウをアンカーマンさんから吸収できて、自分たちでやれることと、アンカーマンさんにお願いした方が良いこととの線引きもできるようになってきました。

前年はクラウドファンディングを活用した一般消費者向けのアプローチでしたが、今年は既存の販売ルートを活かした酒販店向けのアプローチを一緒にやっていきました。アンカーマンさんは、活かしきれていなかった酒類問屋との取引実績という自分たちの強みを深堀りしてくれました

戦略的に考えて業務プロセスを見える化するというのは大事だと思います。商品も育ってきていますし、この勢いで来年以降もどんどん伸ばしていきたいですね。

飯沼本家
今後、アンカーマンに期待するのはどのようなところでしょうか?
他の蔵元も巻き込んで日本酒業界を盛り上げてほしい!

正直言って、自分のような後継者世代が実家に帰ってきてから自ら何かを新たに生み出せてる人って多くはないんです。だからこそ、新しいことにチャレンジして成功体験ができれば、社内の信頼関係が築けますし、求心力も高まるという良い流れができます。

だからアンカーマンさんを通じて他の蔵元の成功事例などを共有したいですね。他の蔵元の“強み“にも興味がありますし、「飯沼本家さんはこれだけ成功していますよ」と言ってもらってもいいと思っています。

アンカーマンさんには他の蔵元も支援して頂いて、「酒々井の夜明け」だけでなく、他地域の「夜明けシリーズ」をやってくれるところがあるといいですね。競合とは言え、同じ逆境の中で酒を売る仲間でもありますから、みんなで一緒に盛り上げて、酒造業界全体で「日本酒ヌーボー」という新しい価値を広めていけたら嬉しいです