酒造業の資金調達方法とは?自己資金や補助金活用の比較、申請代行のメリット・デメリットを解説

※2022年7月10日更新

「いろいろ設備を入れ替えたい!」

「こんな設備があれば、うちの蔵でもニーズの高いお酒を造れるのになぁ…」

「でも、設備を導入するためには資金が必要だし…」

酒蔵の設備投資に関して、いつも『ないものねだり感』を感じていませんか?

『どんな種類のものづくりでも、設備投資にはお金がかかり、そのお金をどうやって調達するのか?』

製造業の経営には、常に「ヒト・モノ・カネ」のうち、「モノ・カネ」が課題なんです。

酒蔵の経営において、設備導入のための資金をどのように調達していくのか、その方法を把握しておく必要があります。

そこで今回は、酒蔵の設備導入をするための資金調達方法について、「どんな方法があるのか」「各資金調達方法のメリット・デメリット」「最適な資金調達方法とは」「補助金の交付を受けるためにはどうすればよいのか」「補助金申請代行の専門家や選び方」などを深掘りしていきましょう。

アンカーマンへのお問い合わせはこちら

1.酒造業の資金調達方法

酒蔵の経営において設備導入資金を調達するためには以下のような方法があります。

● 銀行資金
● 銀行からの借入れ
●補助金の活用

ここでは、酒蔵の経営における設備導入資金を調達するための方法や各資金調達方法のメリット・デメリットについて解説します。

1-1.全額自己資金

まず考えられるのは、手元の自己資金で設備を導入する方法です。

メリット

自己資金を使って設備導入することは、手続きがシンプルなので、迅速に設備を導入することできます。

デメリット

反面、全額自己資金を費やすと、当然ですが手元資金が減ってしまいます。
運転資金が減ってしまうので、万が一の不測の事態に対処できない経営上のリスクが増すため、経営が不安定になるというデメリットがあります。
キャッシュフローを考え、「黒字倒産」などが発生しないような資金の回し方にも気を配る必要があります。

1-2.銀行から借入れ


老舗の酒蔵であれば、銀行や信用金庫などの地元金融機関などから設備投資資金の借入れをすることができるでしょう。

メリット

借入れができれば、手元資金を費消せずに設備を導入することができます。

銀行から借入れできるということは、その酒蔵に信用があることを意味します。

デメリット

他方、ここ数年のコロナ禍における減収減益により借入金が増え、新たな借入れができないケースも散見されています。加えて、借入れの手続きや銀行との交渉に時間や手間が割かれること、も挙げられます。
手続きや折衝に時間を要したにもかかわらず、借入れができなかった、などの事態が発生すると、要した時間はすべて無に帰してしまう為、借入可能な金額ライン、過剰投資とならないラインは慎重に見極めていくのが良いでしょう。
また、借金すると利息がかかるのでランニングコストが増えることといったデメリットもあります。

1-3.補助金の活用

もう1つ考えられるのは、補助金を活用する方法です。

補助金は、申請して審査を受け採択されれば、設備導入資金等の事業経費の一部を支援してもらうことができます。

メリット

また、補助金は、借入金とは異なり返済する必要がありません。

補助金を受けられたということで酒蔵の信用もアップします。

デメリット

メリットがある反面、「酒造業に適した補助金を探すのに苦労する」「申請手続きが大変」「審査があるため必ず受給できるとは限らない」「後払い」「公募期間が限られている」などのデメリットもあります。

1-4.各資金調達方法のメリット・デメリットのまとめ

各資金調達方法のメリット・デメリットをまとめると、以下の表のとおりとなります。

補助金の種類メリットデメリット
自己資金○ 手続きがシンプル
○ 迅速に設備を導入できる
× 手元資金が減る
× 経営が不安定になる
銀行から借入れ○ 手元資金を使わない
○ 信用が生まれる
× 借入れができない可能性がある
× 借入れの手続き・銀行との交渉が大変
× 利息がかかりランニングコストが増える
補助金の活用○ 設備導入資金の一部を支援してもらえる
○ 返済の必要がない
× 補助金は後払いなので立替えの必要あり
× 手続きが大変
× 情報獲得が大変
× 公募期間制限がある
× 受給できないこともある
× 最適の補助金を探すのが大変

2.酒造業でおすすめの資金調達方法は?

設備導入資金を調達するのにもっともよい方法は、補助金を活用することです。

補助金の活用は、ご紹介したように気をつけなればならないデメリットもありますが、返済しなくてよい資金を援助してもらえるというメリットが大きく、酒蔵で設備導入を検討する際には、ぜひ活用してもらいたい資金調達方法です。

自己資金や銀行からの借入れでも設備導入をすることができますが、毎年、蔵に生じる負荷が大きく、頻繁に設備のためだけに利用するわけにはいきません。

せっかく設備を新しくするのであれば、単なる更新でなく、酒質が向上するものに入れ替えたいと思われることでしょう。

しかし、より品質の高さを追求でき、生産性も向上する醸造機械設備は、高額なものが多いのが実状です。

加えて、全国の蔵元さんでは昭和40年代頃より長く使用している設備が一斉に老朽化しており、本音を言うと、それらの古くて巨大な設備はすべて新しく更新したいと思われていることでしょう。

しかしまとめて更新をするとなると、億単位でお金が発生することもあり得ます。

理想と現実の合間で、賢く設備更新をしていくには、中長期的な設備投資計画を立て、何年かに一度、一回につき500万円から3,000万円程度の設備投資を実施して行くのが現実的であると考えられます。

その場合何年かおきに500万円から3000万円程度の出費が発生することになり、都度自己資金や銀行借り入れで工面することは経営に対して多大な負荷をかけることでしょう。

その点、補助金は一度受給しても、申請の間隔を一定期間をあけたり、別の種類の補助金での申請であれば、何度でも申請することができるので、蔵元の設備導入には最適な資金調達方法といえるでしょう。

3.酒造業で補助金の交付を受ける方法は?

補助金はどうすれば交付を受けられるのでしょうか。

補助金の交付を受けるためには、定められた手続きに従って申請する必要があります。

そして、厳格な審査を受け、採択されると補助金の交付を受けられるようになるのです。

補助金の交付を受けるためには、以下のような2つの方法があります。

● 自分(自社スタッフ)で申請する
● 補助金申請代行を活用する

ここでは、補助金の交付を受けるためにはどうすればよいのかを解説します。

補助金の交付を受けるための申請方法や申請手続きの詳細はこちら

3-1.補助金の交付を受けるためにやるべきこと

補助金の交付を受けるためにやるべきことはたくさんあります。

簡単にまとめると以下のようなことを行うことが必要です。

  1. 補助金の専門用語や手続きなど基本知識について学習する
  2. 自社に適した補助金を探す
  3. 補助金の公募要項を見て公募期間や申請要件をチェックする
  4. 申請の準備としてGビズIDプライムアカウントを取得する
  5. 申請に必要な事業計画書などの申請書類を作成する
  6. 原則として「jGrants(ジェイグランツ)」という補助金の電子申請システムに必要事項を入力し、電子申請により応募申請を行う
  7. 採択(内定)されて補助金交付を受けられる権利が与えられる
  8. さらに交付を受けるための申請を行う
  9. 審査され交付決定が出てから事業スタート
  10. 指定の期間にまず自己資金で設備を導入する
  11. その後もさまざまな報告・検査があり報告書類を作成して提出
  12. 事業完了後、確定検査を受け、補助金請求して審査に通れば補助金の交付を受けられる
  13. 事業完了後にも報告書作成して提出する

このように補助金の交付を受けるためには、いくつものステップを経なければなりません。

また、その都度、必要な書類を作成して、補助金を取り扱う事務局に提出が要求されています。

勘違いされる方も多いのですが、役所での簡単な手続きのように、書類が備え付けられていてその書類に必要事項を記入して提出するだけの簡単な手続きではないことに注意すべきでしょう。

ちなみに、事業計画書は10ページ以上にも及ぶ量の書類を申請する側で1から作成する必要がありますし、事前に読み込まなければならない補助金の手引書は140ページ以上もあります。

その他にも、2年分の決算書類の準備や、補助金によっては、「賃金引上げ計画書の表明書」「経営革新計画承認書」「事業継続力強化計画認定書」などこれまで聞いたことのない書類などを作成しなければなりません。

事業計画書やこれらの書類を作成する際には、補助金の交付を決定する審査員を納得させられるような、自分たちの強みや、他の酒蔵との差別化を図っている点、販売経路や顧客のニーズなどを盛り込んだ自分の酒蔵のストーリーを作り込む必要があります。

⇒【補助金申請を実現するための具体的な流れ】を詳しく知りたい方はこちら

3-2.自分(自社スタッフ)で申請する

もちろん補助金をご自身で申請することも可能です。

ただし、補助金の申請手続きは、専門的な知識やノウハウが必要です。

前述したような補助金の交付を受けるためにやるべきことをすべて自社で行う必要があります。

補助金を自分で申請する上では、メリット・デメリットがあるので、しっかりと把握して、自分で申請するかどうかを決める必要があるでしょう。

ここでは、補助金を自分で申請するメリット・デメリットについてご紹介しましょう。

自分で申請する際のメリット

補助金を自分で申請する一番のメリットとしては、補助金申請代行の専門家などに支払うコンサルティング報酬などが必要ないので、交付された補助金をすべて自社で受け取ることができるという点でしょう。

また、申請書類の作成など自分のペースで行うことができるという点もメリットの1つです。

第三者の関与がないので、補助金の応募期間などを把握した上で、本業と補助金申請準備を調整しながら自社の都合で作業をこなすことができます。

また、自社の責任と費用負担で補助金申請業務を行うことができる点もメリットとして考えていいのではないでしょうか。

仮に、補助金の交付を受けられなかったとしても、誰にも責任追及されることもありません。

すべて自分たちで処理することができます。

自分で申請する際のデメリット

補助金の申請を自分で行う際のデメリットは、補助金の交付を受けるためにやるべきことをすべて自分で行わなければならないことです。

前述したとおり、補助金の交付を受けるために行う申請準備作業の量は膨大です。

内容も専門的で、相応の時間と手間を費やさなければなりません。

当然、本業の時間も削らなければならないこともあります。

また、補助金の情報も自分で探し出さなければならないので、数多い補助金の中から自分たちに適した補助金を見つけ出すのも一苦労です。

自分で一生懸命補助金について学習し、情報を集めキャッチアップしても、補助金の採択が受けられなければ、本業を削ってでも補助金申請に費やした手間や時間がすべて無駄になってしまいます。

たとえば、補助金を自分で申請する際によく目にする場面を見てみましょう。

「補助金で導入したい設備がいくつかあるけど、どれが補助対象になるの?」
「補助金ってたくさんあって、どの補助金を選べばいいんだろう?」
「専門用語が多くてむずかしいなぁ…必須要件と加点要件てどう違うんだろう?」
「公募要項には多くのチェック事項があって把握しきれない…」
「事業計画書って何を書いたらいいのかなぁ?」
「申請用の書類ってこんなにたくさん準備するんだぁ…」
「酒造りのシーズンに入っちゃったから補助金申請の準備作業の時間がとれない…」
「こりゃ、私ひとりじゃ無理だわ…」
「電子申請?GビズIDプライムアカウント?印鑑証明書?なんだかややこしいなぁ…」

こんな愚痴のオンパレードになってしまいますよねぇ…

それもそのはず!

あなたは、会社の決算や税務申告を税理士に任せず自分で全部やろうと思いますか?

家を買ったときの不動産登記手続き、車を買ったときの登録手続き、病気になったときに病院へ行くことなどプロに任せることはプロに任せていませんか?

ズボンを買ったとき、「裾上げはどうなさいますか?」と聞かれて、「それくらいは自分でできるよね…」と思うこともあるかもしれません。

しかし、補助金の申請手続きはズボンの裾上げほど簡単ではないのです。

プロに任せるべきことをプロに任せないとやはり、デメリットは多くなってしまいますよね。

3-3.補助金申請代行を活用する

補助金の申請手続きを自分で行う以外に、補助金申請代行を業務にしている専門家に依頼する方法もあります。

補助金の申請手続きを自分で行う場合には、相応の時間と手間がかかります。

一般的に、1,000万円クラスの大型の補助金の事業計画書を作成する際には30時間から40時間を費やすと言われています。

40時間あったら他に何ができるでしょうか?

補助金に時間と手間を費やしても、不採択となり、補助金の交付を受けられないこともあります。

その場合には、せっかく費やした時間や手間がムダになってしまうことも。

そうならないためにも、できれば、補助金申請代行を活用することをおすすめします。

補助金申請代行を活用することで、代行の専門家に支払うコストが発生しますが、補助金の交付を受けられればそこから捻出することもできるでしょうし、何よりもさまざまなメリットがあります。

ここでは、補助金申請代行を活用するメリットについて解説します。

プロに依頼することで安心感を得られる

世の中には、その道のプロに任せたほうがいいことがあります。

補助金の申請もプロに任せたほうがいいことの1つでしょう。

補助金には専門的な知識とノウハウが必要なので、補助金申請のプロである補助金申請代行を活用すれば、あなたが苦労することなく効率的に補助金の申請を代行してくれるのです。

あなたの蔵に適した補助金の提案から、補助金申請に必要な書類の作成や補助金採択後の各種報告手続きまでフルサポートしてくれます。

補助金のことは補助金のプロに依頼することで安心感を得られます。

これは何ものにも代えられない価値ではないでしょうか。

本業に集中できる

補助金を自分で申請するデメリットの1つは、本業の時間を割かれてしまうことでしょう。

しかし、補助金申請代行を活用すれば、補助金申請に関することはすべて補助金申請代行の専門家に任せることができて、補助金申請の事務作業に関する手間と時間が削減でき、あなたは本業のお酒造りに集中できます。

おいしいお酒を造って日本中、いや世界中の人に届けるには、補助金の活用により設備を導入して、本業である酒造りに集中しなければなりません。

しかし、設備導入のための補助金の申請手続きに時間を割かれ、本業のお酒造りに支障をきたしてしまっては、本末転倒になってしまうと思いませんか?

そんな愚かな事態を招かないためにも、補助金申請をお考えなら、補助金申請代行を活用することをおすすめします。

⇒お客様の声【かつて補助金を全て自分自身で申請していたけれど...】

採択率がアップする

補助金申請代行を活用する最大のメリットは、補助金の採択率がアップすることです。

採択率とは、申請して採択される確率(採択者数/応募者数)ということ。

補助金の種類によって採択率は異なりますが、「ものづくり補助金」の場合、以下のような採択率になっています。

締切回採択発表日応募者数採択者数採択率(%)
1次令和2年4月28日2,2871,42962.4
2次令和2年6月30日5,7213,26757.1
3次令和2年9月25日6,9232,63738.0
4次一般型令和3年2月18日10,0413,13231.1
4次グローバル展開型同上2714616.9
5次一般型令和3年3月31日5,1392,29144.5
5次グローバル展開型同上1604628.7
6次一般型令和3年6月29日4,8752,32647.7
6次グローバル展開型同上1053634.2
7次一般型令和3年9月27日5,4142,72950.4
7次グローバル展開型同上933941.9
8次一般型令和4年1月12日4,5842,75360.0
8次グローバル展開型同上692739.1
9次一般型令和4年3月25日3,5522,22362.5
9次グローバル展開型同上612439.3
※参照:ものづくり補助金総合サイト/採択結果

ものづくり補助金1次締切から9次締切の平均採択率は、43.5%です。

つまり、5回申請しても、3回は不採択になるということなのです。

最大3000万円の補助が受けられる「グローバル展開型」は、特に採択が難しく、16.9%という公募回もありました。

10回申請しても9回は不採択になるという、狭き門です。

これらの採択率には、傾向はあっても、「常に〇%です」という指針などは存在しないため、採択発表が行われてからでないと、採択率の高低はわからないのも事実です。

そのような実状のなか、専門家に依頼をするということは、採択におけるベースの確率を上げるということです。

補助金コンサルタントは、補助金に関する専門的知識と豊富な経験に基づくノウハウを有しているので、申請者に合わせた申請書類を作成することができ、補助金の初心者である申請者がご自身で申請するよりも、採択率が上がるのは当然のことなのです。

補助金の採択率がアップするということは、補助金の交付を受けやすくなるということ。

採択率をアップさせることで、無駄な再申請業務を防ぐことができるのです。

補助金申請の事務作業に関するコストが削減できる

補助金を自分で申請する場合には、補助金の学習や申請書類の作成といった事務作業に手間と時間がかかり、人件費などのコストもかかってしまいます。

しかし、補助金申請代行を活用することで、人件費などの補助金申請の事務作業に関するコストが削減できるメリットが期待できるでしょう。

最適な補助金を提案してもらえる

補助金申請代行を活用する場合のメリットとして、自社に最適な補助金を提案してもらえるということが挙げられます。

補助金の種類は、数千種類以上あると言われています。

数多い補助金の中から自社に適した補助金を選択するのは至難のわざ。

数ある補助金の中から自社に適した補助金を選択するためには、各補助金の特徴だけでなく、自社の事業のことや導入する設備のことなども把握して考えてくれる補助金申請代行の専門家を選ぶことが重要になってきます。

4.補助金申請代行の専門家とは?

補助金申請代行を業務にしている専門家とは、どんな人(会社)かわかりますか?

まず、補助金申請代行を業務として行う上で資格は必要ないんです。

ただし、経済産業省管轄の一部の補助金は、認定支援機関との連携を条件としているケースなどがあるため、その補助金を申請する場合には国の認定を受けた支援機関と連携することが必要となってきます。

認定支援機関には、税理士(法人)・公認会計士・中小企業診断士・商工会(会議所)・金融機関等があります。

国から認定された支援機関のほか、弁護士、行政書士、コンサルティング会社なども補助金の申請代行業務を行っているのです。

ただし、ご紹介したような専門家が誰でも補助金申請代行をできるわけではなく(補助金申請には資格が不要なので)、主たる業務として行っていなければ、皆さんが1からはじめるのと何ら変わりはありません。

したがって、専門家だからといって誰にでもできるわけではないということだけは押さえておきましょう。

5.補助金申請代行の専門家の選び方

補助金申請を代行の専門家に依頼するケースでは、自社に適した専門家を選ぶことが大切です。

ここでは、補助金申請代行の専門家の選び方についてご紹介します。

補助金申請代行の専門家を選ぶときに着目するポイントは以下のような点です。

以下、順に解説していきましょう。

5-1.補助金サポートを主たる業務にしているかを確認しよう

補助金申請代行の専門家を選ぶ際に、はじめにチェックするポイントは、「補助金サポートを主たる業務にしているか」という点です。

補助金申請代行を活用する際に、専門家を探すときにはインターネットや取引先・金融機関など知人からの紹介ということが多いかと思います。

その際に、専門家のホームページなどを見て、補助金サポートを主たる業務にしているかどうかを判断しましょう。

補助金サポートを主たる業務にしていれば、そのことがホームページに大々的に掲載されているはずです。

主たる業務にしているかどうかはホームページを見れば、すぐに判断ができるでしょう。

補助金申請代行を活用する際に大切なことは、依頼する専門家が補助金に精通しているかどうか。

補助金に精通していないと、数ある補助金の中から、依頼者に適した補助金を選び出して提案することが難しくなるからです。

補助金サポートを主たる業務にしていなければ、補助金に精通しているとは言えませんので、補助金サポートを主たる業務にしている専門家を選ぶことをおすすめします。

5-2.代行の範囲を確認しよう

補助金申請代行の専門家の代行の範囲を確認しましょう。

「代行の範囲」とは、補助金申請代行の専門家が、補助金申請の事務作業に関して、どこまでサポートをしてくれるのかということです。

たとえば、フルサポートをしてくれると記載していても、補助金の採択における審査にとって重要な事業計画書に関して、事業者が記載して添削をするという添削型と呼ばれるサポート方式の専門家もいます。

確かに一緒に事業計画書を考えてくれるという点ではサポートとなっているのかもしれませんが、これではフルサポートとは言えないのではないでしょうか。

結果として、事業者である蔵元さんのほうで行う作業が発生してしまっているからです。

しかも、事業計画書を記載するとなると相当な事務作業の負担が強いられてしまいますよね。

できれば、事業計画書などの申請書類の作成をすべて任せられる真の意味でのフルサポートをしてくれる補助金申請代行の専門家を選ぶようにするとよいでしょう。

ヒアリングを実施し、聞かれたことに回答するだけで、事業計画書の初稿が上がってくる「フルサポート」の専門家もいます。

また、代行の範囲に関することで、補助金申請のみのサポートなのか、申請に関する周辺の細かな部分までサポートしてくれるのかどうかも確認しましょう。

たとえば、補助金申請に必要なGビズIDのプライムアカウント取得の手続きや加点対象となる資料の申請・認定などのフォローまでしてくれるかどうかです。

これらは、自分で行うとなると1から調べるなど、結構な事務作業の負担になってくるものです。

できれば、これらの申請に関する周辺のことまで細かく丁寧にサポートしてくれる専門家を選ぶようにしましょう。

5-3.費用を確認しよう

補助金サポートの専門家を選ぶ際には、費用を確認することも大切です。

「着手金」がかかるかどうか、「中間金」がかかるかどうか、補助金が採択・交付されたら費用が発生する「成功報酬」と呼ばれる費用がどれくらいかなどについて確認しましょう。

また、費用の確認においては、補助金申請手続きの各ステップにおいて、どこからどこまでが費用の範囲内でできるのかについても確認しておくことをおすすめします。

たとえば、補助金サポートの専門家によっては、採択が決定した段階でサポートが終了し交付申請以降の手続きのサポートに関してはオプションになるケースや、補助金が交付された後のサポートはなしとなるケース、補助金が交付以降も5年間の事業化状況報告までサポートとなるケースなどがあります。

専門家の費用の請求のされ方にはさまざまな態様がありますが、大きく分類すると、着手金や中間金などがかかるケース(従量課金型)と補助金が採択・交付されるまで一切かからないケース(完全成果報酬型)があります。

簡単に解説しますと、着手金や中間金が発生する従量課金型の専門家の場合には、依頼者が補助金の採択・交付を受けられなくても、何らかの報酬が受けられるということになります。

他方、完全成果報酬型の専門家の場合には、依頼者が補助金の採択・交付が受けられないと報酬を受け取れないというシステムです。

どちらの専門家のほうが、依頼者の補助金の採択・交付に向けてコミットできるかは明らかではないでしょうか。

5-4.専門性を確認しよう

補助金サポートの専門家を選ぶ際に、もっとも重要なことと言えるのは、専門性を確認することです。

専門性というのは、どの業界のコンサルティングに長けているかということです。

専門家の中には、なんでも親身になってサポートしますという宣伝文句を謳っているところもありますが、専門性が重要視されている昨今、なんでもできるコンサルティング会社など存在しません

1つの業界を極めることはそれだけ難しいことだからです。

デパートの経営が難しくなっていることからもわかるのではないでしょうか。

皆さんが病院にいくときのことを思い浮かべてください。

皆さんは、お腹が痛いときに、耳鼻科や泌尿器科を受診しますか?

一般的に、多くの人は、本当に求めているものは専門性のあるところに出向いていくという「専門性」が重要視されている時代なのです。

補助金申請代行を活用する際も、業界のこと、事業のこと、導入する設備のことなどをわかっていないと適した補助金を選択することも、補助金の採択率を上げることも難しくなるからです。

設備の基礎知識などをわかっていることにより、技術的な内容なども記載内容に盛り込むことができるため採択率が高くなります。

特に酒造業界は特殊です。

お酒造りには専門用語も多く、独特な経営スタイルや業界の慣習、設備の詳細など、酒造業のコンサルティングを経験したことのない専門家を選んでしまうと1から説明するだけでも大変な時間と手間を取られてしまいます。

酒造業界に精通していない専門家は、「製麹」「麹室」「生酛」「酒母」「瓶燗」など、読み方から説明しなければならないことも多いはず。

ある蔵元さんの話によれば、かつて一般的なコンサルタントと麹室の話題になった際に、「麹室とは何を行う場所か」「蔵によっては麹室が心臓部のように重要視される理由」「製麹機を導入したときのメリット」などを説明するのに3日もかかってしまったそうです。

酒造業に関する知見があるかどうかは最低限確認するようにしましょう。

⇒お客様の声【専門外のコンサルタントに依頼したら、こうなった】

5-5.サポート実績・採択実績を確認しよう

補助金サポートの専門家を探すに際して、サポート実績や採択実績を確認するようにしましょう。

専門家のホームページなどでこれらの実績を紹介しているところが大半です。

逆に紹介していないところは少ない実績を表に出したくないのかもしれません。

過去に補助金のコンサルティングをして採択を勝ち取ったことがない専門家の場合には、どのような申請をしたら採択になるのかといったノウハウがないので、補助金申請代行を依頼するにはおすすめできません。

お悩みの蔵元さんの相談相手や一緒に考えてくれることはできたとしても、補助金の採択を勝ち取ることは難しいのではないでしょうか。

サポートした会社の数や業界、会社名、採択した補助金の内容や採択率などを公表している専門家なら安心していいかもしれません。

サポート実績や採択実績の紹介は自信がある証だと思われるからです。

特に今自身が申請しようとしている補助金の採択実績の有無を確認しましょう。

例えば、小規模事業者持続化補助金は汎用性が高く全国で受け付けており比較的ポピュラーな補助金です。

交付金額がそこまで高額ではないために、書類のボリュームも少なく、採択率も高い補助金です。

半面、ものづくり補助金は小規模事業者持続化補助金の十倍以上の補助額であるため、提出書類も多く、採択率も低めです。

補助金それぞれで提出書類や難易度が異なります。

自身が申請しようとしている補助金が得意な専門家を探すようにしましょう。

5-6.評判を確認しよう

補助金申請代行の専門家を探す際に、専門家としての評判を確認することも忘れずに行いたいステップです。

評判を確認するには、専門家の公式ホームページの取材記事を閲覧したり、知人から情報を得たり、インターネットの口コミサイトを確認したりする方法があります。

評判を確認するには、専門家の評判がいいか悪いかだけでなく、自社に適しているかどうかを見極めることが大切です。

インターネットでの口コミサイトなどを検索すると、転職サイトや求人サイトなどの職場の評価などが出てきてしまうので、補助金申請代行の専門家を探すという目的には合致しないかもしれません。

評判を確認するには、実際にコンサルティングを受けた人からの情報などを参考にするといいかもしれませんね。

5-7.提案内容を確認しよう

補助金サポートの専門家を探す上で参考になるのは、実際の提案内容を確認することも1つの手段です。

多くの専門家の場合には、補助金サポートをするに際して、事前相談などがあります。

その際に、補助金全体に精通していて、さまざまな補助金の知識を有している専門家であれば、大枠の補助金などを提案してもらえることもあります。

事前相談の段階でそのような話ができるということは、補助金の知識が豊富で、業界にも精通していて、過去に採択実績のある専門家でないと的確な提案ができないからです。

補助金サポートのステップの中で、提案内容を確認できれば、目の前の専門家の力量がわかりますので、できれば実践することをおすすめします。

5-8.無料相談の有無や対応を確認しよう

無料相談の有無や対応を確認することも、補助金サポートの専門家を探す上では必要になるでしょう。

補助金サポートを主たる業務として行っている補助金コンサルタントは、面談またはオンラインで無料相談を実施しているケースが多いでしょう。

自信があるコンサルタントほど無料相談を行っているケースが多いようです。

逆に無料相談を実施していない専門家には注意したほうがよいかもしれませんね。

また、無料相談では、専門家と直に話せるので、補助金サポートに関するさまざまな確認が行えます。

特に、無料相談での対応に関して確認しましょう。

相談する依頼者としては、無料といえども、自社の悩みや疑問に対して何らかの解決の糸口が欲しいと思っているはず。

そのお悩みや疑問に関して、その場で何らの情報も与えずに、「解決できますよ!」「補助金サポートを親身に行います!」というだけで、解決策を後回しにするような対応をするコンサルタントには注意したほうがよいかもしれませんね。

無料相談では、補助金サポートの内容をしっかりと確認して、あなたの蔵に適した専門家かどうかを確認しましょう。

⇒お客様の声【無料相談で、任せられるかどうかがわかった】

5-9.フォローやサポートの体制を確認しよう

補助金サポートの専門家を選ぶ基準として、フォローやサポートの体制についても確認することをおすすめします。

フォローやサポートは、補助金申請代行の範囲と密接に関わってくる内容です。

補助金申請代行に関する申請書類の作成代行はもちろんのこと、申請の準備における電子申請アカウントの取得など細かな手続きや書類の作成などに関して、どのようにフォローやサポートをしてくれるのかが大切になってきます。

また、補助金申請に関するスケジューリングなどのサポートや、補助金の採択・交付決定を受けた後の対象事業の実施に関するサポート、事業完了後の各種報告に関するフォローなども丁寧にしてくれる専門家を選びましょう。

6.まとめ

アンカーマンロゴ

今回は、酒蔵の設備導入をするために補助金申請代行を活用すること、補助金サポートの専門家の選び方などについてご紹介させていただきました。

補助金申請代行を活用して、あなたの蔵の設備導入の費用の支援を受けてみませんか?

補助金申請代行の活用を行う上では、サポートしてくれる専門家選びがとても重要です。

アンカーマンは、日本で唯一、酒造業に特化した補助金申請サポートを実施しています。

「最近、いろんな補助金や枠ができていて、どれにしたらいいかわからないよ…」

「造りが止まる夏の時期に補助金とかの面倒なことはやっておきたい…」

「賃上げは無理なんだけど、いい補助金ないのかなぁ?」

これら蔵元さんのよくあるお悩みに寄り添い、蔵元さんのそれぞれのご事情に沿った補助金の選び方からサポートしています。

また、アンカーマンでは、補助金サポートに関して完全成果報酬型の報酬体系を採用しているため、仮に不採択なら費用は一切かかりません。着手金も不要なのでお気軽にご相談してください。

書類作成もまるっとお任せでき、160社以上のサポート実績を有しているので安心です。

酒造業に特化していることから、酒造りに関する説明も不要です。

あなたの蔵に適した補助金をご提案いたします。

補助金にご興味のある方や相談してみたいと思っている方は、以下のお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

補助金や経営に関するお役立ち資料はこちらから