「おいしいお酒」をもっと世の中に知ってもらうために! ~ブランディングとマーケティングの違いとは?~

※2022年3月2日更新

多くの蔵元さんが、「売れるお酒を造るためには、より『おいしさ』を追求することが重要だ」と考えています。

事実多くの場合、おいしい銘柄、そしておいしい銘柄を醸す蔵元さんには、指名買いをするような根強いリピーターが存在するものです。しかし、どこまで販売本数を伸ばせるかは、「どれだけ世の中に知ってもらうか」「欲しいと思ってもらえるか」などの、製品の良さとは別の要素も関係しています。

そこで今回は、商品をさらに拡販するために必要なブランディングとマーケティングについて解説します。
仕上がりの良いお酒を、まだ知らないという飲み手に気づいてもらうため、ぜひ基本知識として理解してください。

ブランディングは商品価値を高め、マーケティングは商品を売る

ブランディングとマーケティングの違いを一言で表すと
ブランディングは商品や企業の価値を高める活動で、マーケティングは商品を売るための活動です。

ブランディングとは、
消費者によって「あのお酒は素晴らしいに違いない」というイメージを持ってもらう
=第三者の視点から良い印象を持ってもらうことです。

マーケティングとは、
消費者に対し「うちのお酒は素晴らしいものです」と発信して理解してもらう
=自ら消費者に商品の良さを売り込むことです。

ブランディング:消費者が商品に対して良いイメージを持つための価値を提供する

ブランディングの目的は、「あの銘柄に憧れる、一度は飲んでみたい」「人にプレゼントするなら、あの銘柄がいい」「あの銘柄を飲んだら人に自慢できる」など、消費者にとって良いイメージを持ってもらうことです。
商品のブランド価値は、3つの要素から成り立っています。お酒の場合、以下の通りです。

商品提供価値:お酒の味わい・香り、素材、製法
コンテンツ提供価値:蔵の歴史や、商品の見せ方・雰囲気、開発ストーリー
リレーション価値:蔵元と消費者との関係、消費者同士の関係

上記のように、「おいしいかどうか」は、3要素のうち「商品提供価値」の1要素です。
重要な要素ではありますが、「あの銘柄の開発の裏にはこんな秘話がある」「あの蔵元のファンはこういう層が多く、自分もその中に入りたい」といった想いを持ってもらい、他要素の価値を見出してもらうこともブランディングには重要です。

例えば、公式ホームページの会社概要に、蔵の歴史や伝統、社長からのメッセージや、世の中に対してどう貢献していきたいか、などを掲載することが、ブランディングの第一歩と言えます。

マーケティング:商品を適切に消費者に届け購入を促進する

マーケティングの目的は、「より多くの人々に商品を届ける」ことです。
ビジネスの世界ではマーケティングを「4P」にわけて分析することがあります。お酒で例えると、下記のようになります。

これらを考え、何をすれば「購入」に繋がるかを検討・実行することがマーケティングです。

例えば、あなたもすでに実施しているかもしれません。
新酒鑑評会やKURA MASTERなどの受賞酒のポスターを作って直売所に掲示したり、SNSに投稿したりすること。それも立派なマーケティングなのです。

ブランディングとマーケティングは「連携」して考える

ブランディングとマーケティングは完全に切り分けられるものではなく、連携して考えるべき要素です。
2つを同時に行うことで、精魂込めて作った今期のお酒に付加価値をつけ、大きく販売本数を伸ばすことができます。

例として、あなたが新商品をイベントで売り出したとします。これは、マーケティングにあたる行為です。もしブランディングを全く実施していなければ、イベントに来た方にだけそのお酒を知ってもらうことになります。

しかしブランディングを取り入れたら、もっと多くの人に知ってもらうきっかけが増えます。
例えばラベルやボトルが目を引くデザインであれば、イベントであなたのお酒を見かけた方が「おしゃれな日本酒を見つけた」とSNSで発信してくれるかもしれません。
また、あなたがなぜこの銘柄を新商品として開発し、世に打ち出したのかといったストーリーがあれば、「この想いを誰かとシェアしたい」と口コミが広がったり、バズったりする可能性が高まります。
同じ商品であっても、ブランディングを適切に行うことで、マーケティングの効果を最大化することができます。

ブランディングとマーケティングをトータルサポート

ブランディングとマーケティングの重要性がわかったとしても、「実際、この銘柄をブランディングとかマーケティングするにはどうしたらいいの?」と最初の一歩を悩まれることと思います。
精米歩合、酵母、日本酒度、アミノ酸度、原料の酒米、製造時期、貯蔵方法など、お酒のスペックについて一番詳しいのは、もちろん蔵元さんや杜氏です。しかし、近すぎるからこそ見えないものもありますし、マーケティングやマーケティングの目線を持っていなければ気づかない魅力もあります。

だからこそ、ぜひアンカーマンにご相談ください!
蔵元さんは造りや経営に集中し、私たちは伴走者として、周囲のサポートに尽力します。
私たちはマーケティングやブランディングのプロとして、商品のどの部分をどのように伝えるべきか、どのような付加価値をつけられるかなど、商流における既存の課題点なども踏まえ、あなたの蔵に合った取り組みをご提案します。

あなたの蔵に合ったブランディングやマーケティングの成功事例を聞きたい方向けに、ファーストステップとして、お電話で概要をお伝えしています。

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