岡崎酒造 様

酒造り中の最も忙しい時期でも採択。 頭の中で考えていることが、プロの力で明確な文章になった。
右 岡崎酒造株式会社 代表取締役 岡崎謙一 様
左 株式会社アンカーマン 統括マネージャー 渡邊拓也
岡崎酒造株式会社
代表取締役 岡崎 謙一 様
※2018年11月26日更新
岡崎酒造様よりアンカーマンへの依頼の経緯の概略
過去に自力で申請し、ものづくり補助金が採択されたことで補助金活用の効果を実感。同時に事業計画書作成にかかる手間や時間的な負担の大きさも痛感したことで、2017年ごろから新しい設備導入の必要性を感じ始めた際には自己資金での導入を検討していた。補助金公募のタイミングを受け、酒造業界における知識と実績があり、その負担を解消できるアンカーマンならお願いしたいと申請代行を依頼する。
県内外からの引き合いが増えてきて、品質向上と製造石数の増加が急務でした。設備導入の必要性は2017年の秋ぐらいから感じていましたね。まず、製造期間を延ばすために、仕込み用の大きい冷蔵庫とステンレスタンクを導入して、外気温に左右されずに製造できる環境が必要でした。また製造石数が増えても品質を維持するために、これまで完全手作業だった火入れ作業に瓶燗機を導入し、さらに和釜からコシキに切り替えることで、蔵人によって品質のバラつきが生じない仕組みも必要でした。
過去の補助金採択では資金面で本当に助かり、その効果が大きいことは実感していました。できれば補助金の恩恵をまた受けたいところでしたが、正直、自力で申請する手間や時間的な負担の大きさも痛感したので、今回は全額自己資金で設備投資をするつもりでいました。そんな折にちょうど補助金公募の話を耳にし、申請作業を代行してくれるところがあるということなら、ぜひお願いしたいと思いました。
こちらの意図を説明して伝える、というのはとても労力を要します。申請代行してくれるとしても、相手があまり酒造業界を理解していないと1つのことを説明するだけでとてつもない時間がかかります。以前にも申請代行の紹介を頂いたことがあるのですが、麹室を説明するだけで膨大な時間がかかって、「これでは申請は無理だな」と思ってしまいました。
そんな折に懇意にしている用品店からタイミング良く補助金公募があるという話があり、酒造業界に特化し、酒造りのことも熟知しているアンカーマンさんのことをご紹介いただき、依頼させてもらうことにしました。
申請したのは2~3月という酒造りの1番忙しい時期でしたが、頭の中で思い描くことをすべて明確な文章にしてくれた、というのはとても助かりました。しかしアンカーマンさんは業界も把握されているので「単体の設備ではなくて2つ、3つ以上の複数の設備でもストーリーを仕立てて同時申請できる」「ほかの蔵ではこういった設備を導入している」など、とても自分では気づかなかったようなご提案もしてくれました。やりたいことを実際の事業計画書に反映させるのは難しく、自分で作成する場合は何日もかかる膨大で複雑な作業です。アンカーマンさんに依頼すれば打ち合わせなどもメールや電話で簡単に済んでしまい、酒造りの繁忙期でも余計な時間はかかりませんでした。
「補助金を活用したいが仕組みがよくわからない」「文章作成が手間でやっていない」というような周りの酒蔵には、補助金活用はどんどんお勧めしたいですね。自社の場合ですが、製造工程のボトルネック箇所を1か所ではなく1度にまとめて投資しないといけない時に、こういうものづくり補助金のような多額の資金を頂けるのは、大変ありがたいです。申請が手間ならプロに任せればいい。得意な分野は得意な人に任せるのが、賢いやり方だと思います。


