スケジューリングが肝! 春~夏に補助金を賢く有効活用!!
※2023年4月17日更新
春の訪れとともに、
「やっと皆造を迎えられたぁ~」
とほっと一息つかれている酒蔵さんも多いのではないでしょうか。
この時期、来期の仕込みに向けて、新しい設備の導入などを検討する蔵元さんや、酒販店の経営者さんもいらっしゃるでしょう。
来期の仕込みに間に合わせるためには、大型の設備などは、本来、夏から冬前の間に設備導入をする必要がありますよね?
特に、蔵の改修や補強工事が絡むコシキ、ホコリの立つタンク入替えなどは、冬になってからでは間に合いません。
ただし、大掛かりな設備になればなるほど、資金の問題が…
ご安心ください。
設備導入資金の調達には、皆さんの心強い味方「補助金」があります!
「でも、補助金て、申請大変なんでしょう?」
「補助金の種類も多くて、自分たちでは、どの補助金が適しているのか調べきれない…」
「以前、申請したけど、不採択だったんだよなぁ…あの大変な思いはもうできない…」
それも、ご安心ください。
アンカーマンが、皆さんの心配事を、このコラムで解決いたします!
今回は、酒造業・酒販店さま向け設備投資に活用できる補助金に関して、活用事例、最適なスケジュール、最新情報などをご紹介させていただきます。
設備導入に関する補助金活用事例
まず、設備導入に関して、補助金を活用した事例をご紹介しましょう。
ここでは、実際の活用事例や資金シミュレーションについて見ていきます。
補助金を活用して設備導入した事例
実際に補助金を活用して設備導入した事例は以下のとおりです。
補助金で導入した設備 | 効果 |
①⾃動充填機 | ⽣産スピードが2倍以上にアップ |
②ステンレスタンク6本とラベラー | ・タンク⼊れ替えで毎年の補修費⽤を削減、ラベラー導⼊で重たい⼀升瓶も⼥性や⼩柄な⼈で早く正確なラベル貼りが可能 ・省⼈化でコロナ対策にも有効 |
③分析器 | 従来のフラスコとメスシリンダーによる⼿作業と異なり、早くて正確な分析が可能となる |
④パストライザーボイラー、⾃動ボトルラベラー、インクジェットプリンター、特注プレハブ冷蔵庫等 | 増加している国内外の家飲み需要に対し、製造⽅法を転換して⽇本酒の鮮度を⻑期持続できる商品を開発し、国内並びに海外の新市場へ参⼊できた |
⑤薮⽥式⾃動もろみ圧搾機、多品種対応⽸詰め機等 | ・「低アルコール」「搾りたてのフレッシュな味わい」の顧客ニーズを満たす⽇本酒の開発に成功した ・「瓶」よりも鮮度を⻑期維持できる「⽸」で提供することにより、売上アップできた |
資金シミュレーション
補助金を使って、設備を導入する場合の資金シミュレーションは、以下のとおりです。
たとえば、導入する設備の金額が1,200万円のケースで、補助率3分の2の補助金を活用した場合には、補助金で800万円を賄い、自己資金は400万円でよくなります。
導入設備の金額 | 補助率 | 補助金額 | 自己資金 |
1,200万円 | 3分の2 | 800万円 | 400万円 |
ただし、補助金には、補助上限が決まっているので、仮に上記のケースで補助上限が750万円の補助金を活用してしまうと、補助金が750万円で、自己資金が50万円増えて、450万円必要になってしまうのです。
また、同様のケースで、補助率4分の3、補助上限1,000万円の補助金を活用すれば、補助金が900万円で、自己資金が300万円でよくなります。
導入設備の金額 | 補助率 | 補助金額 | 自己資金 |
1,200万円 | 4分の3 | 900万円 | 300万円 |
さらに、補助金によっては、建屋の改修には活用できないなど、補助対象経費の範囲などに違いもあるので、自社に適した補助金を活用するようにしましょう。
それでも、種類の多い補助金の中から、自社に適した補助金を探し出すのは至難の業です。
その場合には、お気軽にアンカーマンまでお問い合わせください。
補助金を使って設備投資の最適スケジュール
補助金を使って、寒仕込みに間に合うように、設備を導入する場合の最適なスケジュール例は、以下のとおりです。
【設備導入のための補助金活用モデルスケジュール】
時期 | 項目 |
5月 | 申請する補助金の選定および事業計画書作成※ ※導入設備の選定、用品店からの見積取得、申請する補助金の要件確認、必要書類の準備、アンカーマンとのミーティングなど |
6月 | 公募申請締切 |
9月 | 採択発表 |
9月~11月 | (事前着手申請)・交付決定・設備発注 |
10月~1月 | 設備納品 |
2月 | 設備代金支払い |
3月 | 実績報告完了 |
上記のようなスケジュールを組めば、補助金を活用して、寒仕込みのための設備導入を間に合わせることが可能です。
その他、補助金活用のスケジュールに関して、ご不明点やご相談がある場合には、アンカーマンまでご連絡ください。
設備投資に活用できる補助金とは
酒造業・酒販店さまが設備投資の資金を、補助金で賄いたいというニーズに関して、最適な補助金をご紹介します。
酒造業・酒販店さま向け設備投資に活用できる主要な補助金は、以下のとおりです。
【設備投資に活用できる主要な補助金】
ものづくり補助金 | 中⼩企業・⼩規模事業者等の⾰新的サービス開発・試作品開発・⽣産プロセス改善の設備投資等を⽀援。酒造業者様の採択実績多数! |
事業再構築補助⾦ | ポストコロナ・ウィズコロナに対応する中⼩企業等の思い切った事業再構築を⽀援。前向きな事業計画書作成が採択の決め⼿です。 |
⼩規模事業者持続化補助金 | ⼩規模事業者が、持続的な経営に向けた経営計画を作成して⾏う販路開拓や⽣産性向上の取組を⽀援 |
現在公募中の補助金情報
酒造業・酒販店さま向け設備投資に活用できる主要な補助金のうち、今現在、公募されている補助金は以下のとおりです。
まとめ
ここまで、酒造業・酒販店さま向け設備投資に活用できる補助金に関して、活用事例、最適なスケジュール、最新情報などをご紹介させていただきました。
それでも、まだ、
「補助金の申請に向けて、どのように動いていったらいいのかわからない…」
という場合には、すぐにアンカーマンにご連絡ください。
「蔵の改修?HP?今は、いろいろと忙しいから、2~3年したら、まるっと補助金でなんとかなるでしょう?」
こう、考えている蔵元さんや、酒販店の経営者さん、結構多いんですよね。
しかし…補助金は、日々、情報が更新され、今ある補助金が、来年もあるとは限りません。
そしてどの補助金も、制度改定のたびに、条件が厳しくなっているのは紛れもない事実...!
やるなら、今です!
来期の仕込みに向けて、今から補助金の申請準備をはじめて、ちょうど設備の入れ替えが間に合います。
来期は、新しい設備で、酒質の向上、蔵人さんたちの負担軽減を達成しませんか?
設備投資に活用できる補助金にご興味ある方、もっとお話を聞いてみたいと思う方、補助金を含めていろいろと相談してみたいという方、以下の専用フォームでお気軽にアンカーマンにご連絡ください。
アンカーマンは、あなたのアンカーマン(伴走者)として、いつでも縁の下の力持ちになる所存です!
思いきって、アンカーマンに連絡して、道が開けたという方も多数いらっしゃいます!
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