北川本家 様

”1”を言えば”10”にしてくれるプロの技。
5年以上温めていた設備投資計画がやっと進められるようになった杜氏のお話!

株式会社北川本家

株式会社北川本家 杜氏 田島 善史様
株式会社北川本家 主任 平井 義久様

1657年(江戸時代明暦3年)の創業以来、京都・ 伏見で、360年以上の歴史と伝統に基づき、厳選された原料米と伏見の天然水を使用し、代表銘柄『富翁(とみおう)』などを醸造し続け、全国新酒鑑評会での21回に及ぶ金賞受賞の実績を持つなど国内外でも評価の高い老舗酒蔵。
14代蔵元・北川幸宏氏と、今回のインタビュアー、京都市伝統産業・初代「未来の名匠」および京都府・現代の名工「優秀技能者」に認定され杜氏・田島善史氏らのリーダーシップのもと、優れた人材を活かし、伝統を守りながら進化し続け、時代のニーズに合わせた新しいアイデアや製法を取り入れ、最高品質の製品を提供する。

補助金申請のきっかけは何ですか?

今回は、製造現場の責任者という立場から、今回の補助金に関してお話をさせていただきます。

今回、アンカーマンさんの補助金サポートにより、事業再構築補助金を採択することができ、浸漬用ジャンボックス 、吟醸用コシキ、 蒸米冷却機などを導入することができました。

少し前から、当蔵の課題として、「自社の設備は、その昔、大量生産を前提とした機械。しかし、今や『高品質なお酒をいかにお客様に届けられるか』という時代になり、機械の老朽化も進み、どこかで設備更新は必要だ」と思っていたんです。

補助金に関しては、以前からある程度は知っていて、補助金額が小さく、ごく簡単に申請ができるものは自社で申請をして活用したこともあります。

しかし、設備を大幅に入れ替えるとなると、それなりの大がかりな補助金が必要ということもあり、アンカーマンさんに相談させていただいたこともあったのですが、蔵の製造体制の準備等が間に合っておらず、時期尚早ということで数年見送っていた次第です。

しかし、いよいよ時代の流れとともに、消費者の嗜好の変化が具体的になり、「付加価値のある酒をしっかりと造ることとが何よりも大切」「設備も老朽化」という状況下で、「少量多品種にして、しっかりと利益は確保できるのか」という不安と葛藤しながらも、「販売数量と導入設備のバランス」や「中期経営計画」などを熟慮した上で、導入を決断しました。

設備更新をする際には、優先順位を考えて、まずここから手を付けようということで、今回の設備投資資金における補助金活用に思い切ったというわけです。

なぜアンカーマンに補助金申請代行を依頼したのですか?

補助金を活用するという決断をした後、かつて小規模な補助金の申請を自社でしたことはあるといっても、補助金額の規模が大きくなれば、それ相応の時間と労力がかかる、しかし自社で対応するには厳しいということも、周囲からの助言もあり、わかっていました。

自分たちで申請書を作成するとしても、たとえば、「補助金の目的をどのように設定したらいいのだろう?」というところで止まってしまいます。

何のために今回の補助金が必要なのかという部分を明確にして、補助金が採択されやすい文章を作成することは補助金申請シロウトの私たちには難しいのです。

この点、アンカーマンさんの口コミなど、ネットでの評判を見てみると、補助金申請のプロであるアンカーマンさんに依頼した酒蔵は、「スムーズに申請してもらい採択できました」という意見が多かったので、これは安心して任せられると思いました。(実際、お願いしてそのとおりでしたが…)

当然、以前相談していたアンカーマンさんのことは念頭にあり、「今回はなんとしても補助金を獲得したい」「補助金に特化されていて実績のあるアンカーマンさんに依頼すれば、採択できる確率が高まる」ということでお願いさせていただいたという経緯です。

アンカーマンに依頼してみていかがでしたか?

アンカーマンさんに依頼して良かった点は、まず1つは、補助金が無事に採択されたということ。

2つめは、自分たちがやりたかった「イメージどおりの酒造り」ができたということ。

私たちの目標にしていたのは、「小仕込み」のスタイルに変えることにより、造りに費やす人手や時間を削減することでした。補助金活用で、設備投資できたことにより、目標が達成できて非常に満足です。

3つめは、こちらの負担なく、楽に補助金申請ができたこと。それもこれも、私たちが「1」言ったら、アンカーマンさんが肉付けして「10」にしていただいたからに他なりません。

ちなみに、当初、アンカーマンさんのイメージは、スタッフの方も含めて、どちらかと言えばドライな感じなのかなと思っていたのですが、実際にお願いして作業してみると、まったくそういったことはありませんでしたね。

たとえば、実績報告時、事務局からの書類の差し戻しが10回以上あったと思います。「もしかして採択が取り消しになるのか?」と不安にもなりました。それでも、アンカーマンさんは、嫌な顔1つせず、迅速に対応していただき、「放りっぱなしではない、しっかりサポートしていただけるんだな」と非常に助かりました。

杜氏は補助金申請にどのように関わりますか?

もちろん、杜氏の仕事は酒造りです。

そして、補助金を活用して醸造設備を整備していくというのは、蔵の将来をどうしていくのかということにつながります。

その意味で、補助金申請に杜氏が関わるときは、オーナーである蔵元と距離を縮め、蔵の将来を見据えて常に話し合う場が必要だと思います。中長期的な設備投資計画をすり合わせ、認識を統一させておくことが大切です。当然、杜氏1人の考えで設備投資や補助金申請手続きを進めるわけにはいきませんからね。

よく他社で「設備投資したいけど、社長からのOKが出ない」という話を聞きます。それぞれの事情はあると思いますが、私がオーナーに話す際には、シンプルに「酒の品質を上げていくために、いつどのような設備が必要か」を、じっくりと時間をかけて、丁寧に話すということを心がけていました。

現場からの現状の課題点を述べるだけでなく、例えばコロナ禍後の生活スタイルの変化など、時代の変遷に伴う酒類業界の行く末も含めて、長いスパンでオーナーと意思統一させていくことが大切なんだと思います。

アンカーマンに向けたメッセージ

今回、無事に採択となり、ここまでいろいろとありがとうございました。

お米の値段が上がったり、アルコールに対する消費者の考え方・向き合い方が変わったり、人手不足という問題があったりと、酒造業界は厳しい状況の中にあると思います。

しかし、そうした中にあっても、補助金を活用して、「残すところは残す」「大胆に変えるところは変える」ということをしていかないと、酒造業界や酒造りはますます厳しい状況になるでしょう。

そうしないためにも、補助金を使って、造り手が良質な酒を造り、多くの人に届けられるように、アンカーマンさんには頑張っていただきたいと思っております。

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