光武酒造場 様
ものづくり補助金と佐賀県のDX補助金を 半年でダブル採択
写真中央 合資会社 光武酒造場 代表 光武博之 様
合資会社光武酒造場
代表 光武 博之 様
40年ほど前から吟醸造りにも力を入れ、鑑評会においても数々の賞を受賞。近年では世界最高権威と評価されるコンペティションIWCでのゴールドメダル受賞をはじめ、数々の海外主催コンクールでも高い評価を獲得。人気アニメとコラボレーションした焼酎や梅酒を発売するなど、ユニークな取り組みを行う蔵として業界内でも先駆け的な存在。
※2021年8月16日更新
送られてきたファックスを見て、「おもしろそうな会社だな」と思いつつ、一方で「信頼できるのかな?」とも思いました。酒蔵に特化して業務サポートをしている会社なんて聞いたことがなかったので(笑)
ホームページを見てみると、知り合いのメーカーさんもアンカーマンさんのお世話になっていることが分かりました。とはいえ、実際に会ってみないと分からないと思い、私が東京へ出張した際に担当の渡邊さんとお会いしたことで「任せられる」と確信しました。その際に「ものづくり補助金」の申請サポートを依頼し、2021年の今年は、続いてDX補助金の申請も依頼することになりました。
DXの取り組み自体は2年半ほど前から考えており、少しずつ計画を立てて実行していこうということになったのが2020年の1月頃です。そのタイミングでコロナが流行し始め、営業もリモートになり、これまでのような動きができなくなったことでDX化を加速させる必要性を確信しました。ここで何かを変えなければ生き残っていけない、と。
ちょうどその時、アンカーマンさんから佐賀県でDX補助金というものがあると教えてもらい、「渡りに船だ」ということで申請を決めました。4,000万円という高額の補助金だったのですが、採択されるのが一件だけという条件でした。結果的に採択されて本当によかったです。「酒蔵が使える佐賀県限定の補助金」のような、業界や地域に特化した情報を提供できるのも、アンカーマンさんならではの強みだと思います。
東京・大阪・福岡・大分に小さな事業所があり、さらに出荷センターも別の場所にあるので、生産管理・営業管理・経営管理といった各部署の動きがバラバラで、作業が゙属人化しているという課題がありました。
社内にIT系が得意な人がいたので独自のソフトを作ってもらったことがDXに取り組んだきっかけです。あとは、小さな田舎の企業は大手ほどマーケティングオートメーションなどが進んでいないので、あえてそこにチャレンジしたいと思いました。「よそがやらないことをやる」というのが、うちのモットーです。
製造面では、温度管理の自動化ですね。あとは、クラウドを活用した事務所の一元管理です。受注・経理・総務の管理を一元化することによって作業の二度手間が解消されました。また、離れた場所にある出荷センターや事業所もすべてクラウドで繋いで、それぞれの部署の動きを「見える化」しました。
それを活かして今度はマーケティングオートメーションを実行していき、ウェブで営業をしながら最終的にクロージングまで落とし込みます。「揺りかごから墓場戦略」とでもいいましょうか(笑)
新しいことを始めるには手間がかかりますが、経営改革には何かしらの「きっかけ」が必要です。今回申請した補助金が採択されたことは、うちにとって大きな一歩となりました。
これまでも補助金申請は自社で何度か行ったことがあり、その時はすべて自分でやっていました。申請書も、時間をかけて参考資料を見れば書けないこともないのですが、それに費やす時間が本当にもったいない。社内の他の人間に任せるにしても、それはそれで他の仕事の時間を潰すことになるので困りものです。
アンカーマンさんはいろいろな事例を知っているし、申請のツボも分かっていて業界のデータもたくさん持っているので、自分で手を動かすよりも、アンカーマンさんに相談した方が圧倒的に早いです。酒蔵の事情や業界の専門用語に詳しい会社でなければこうはいきませんよね。だから知り合いのメーカーさんもアンカーマンさんに頼んでいるのだな、と納得しました。
非常にありがたいです。全部アンカーマンさんにやっていただいて楽になりました。今回の取り組みは、補助金が採択されてもされなくても実行するつもりでしたが、補助金が下りれば、その分を別の事業に投資することができます。
また、DX補助金では、二次面接としてプレゼンがありました。慣れない作業で大変でしたが、渡邊さんがプレゼンの現場にも立ち会うと言ってくれて、心強いなと思いました。結局、コロナの影響でプレゼンは一人で来てくれと言われましたが(笑)
アンカーマンさんは、我々酒蔵のためになることであれば業務を線引きせずに一緒になってとことん取り組んでくれるのだな、と感じました。今後もいいお付き合いができればと思います。
ワクチンが普及し始めて、出口はもうなんとなく見えてきていると思います。それに向けてアフターコロナをどう生き抜いていくかということを、今から十分に考えていく必要があるのではないでしょうか。待ちの体制だけではなく、打って出る姿勢も必要です。やってみたいことがあるなら、アンカーマンさんに相談してみてはどうでしょうか。親身になって話を聞いてくれますよ。
清酒焼酎メーカーのためにいろいろとやっていただいているので非常にありがたいです。今後もぜひ、我々のようなメーカーの応援部隊として頑張っていただきたいなと思います。
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