【速報】酒造業向け注目補助金の令和5年度以降の見通し

「補助金はずっと続くもの」と思っていませんか?

答えは「NO!」です。

補助金は政府や自治体の予算を原資にしています。

したがって、予算が付かなければ補助金制度は成立しません。

社会情勢の変化に応じて、補正予算などを原資にしている補助金は、補助金事業者である政府や自治体が「補助目的のニーズがなくなった」「優先順位が変わった」などと判断されれば最短1年で終了することもあるのです。

今年実施されていた補助金も、来年にそのまま継続されるという保証はどこにもありません。

そこで、令和4年度も後半戦に差し掛かったこのタイミングで、酒造業向け注目補助金が令和5年度以降どうなるのかについて解説していきましょう。

令和4年度第2次補正予算公表

令和4年10月28日に閣議決定された「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」の内容を盛り込んだ補正予算案が、令和4年11月8日に閣議決定されました。

これを受けて、経済産業省からも「経済産業省関係令和4年度第2次補正予算案の事業概要(PR資料)」が公表されたのです。

※参照
「経済産業省関係令和4年度第2次補正予算案のポイント」https://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2022/hosei/pdf/hosei2_yosan_point.pdf
「経済産業省関係令和4年度第2次補正予算案の事業概要(PR資料)」https://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2022/hosei/pdf/pr_hosei_221109.pdf

酒造業向け注目補助金とは

アンカーマンが厳選する酒造業向け注目補助金は、以下の8種類です。

【酒蔵向け厳選8種注目補助金】

  1. ものづくり補助金
  2. 事業再構築補助金
  3. 小規模事業者持続化補助金
  4. 食品産業の輸出向けHACCP等対応施設整備事業
  5. フロンティア補助金
  6. ブランド化・酒蔵ツーリズム補助金
  7. JAPANブランド育成支援等事業費補助金
  8. デジタルツールを活用した海外需要拡大事業費補助金

※酒蔵向け厳選8種注目補助金の詳細はこちら

酒造業向けの注目補助金・厳選8種はこれだ!!

※2022年9月29日更新 補助⾦は国や地⽅公共団体が事業者をサポートするために出していただけるお⾦です。 融資ではなく、返済不要です。 酒造業者の皆様が活⽤できる補助⾦…

酒蔵向け注目補助金は令和5年度以降どうなるのか?

酒蔵向け注目補助金が、令和5年度以降も引き続き現状と同じような条件で継続するのか深掘りしていきましょう。

現時点で令和5年度以降の注目補助金の動向を探る上では、令和4年度補正予算概要や令和5年度予算概算要求などを参考にして考察します。

令和5年度以降動向まとめ

令和5年度以降の注目補助金の動向は以下のとおりです。

補助金名継続性変更摘要
ものづくり補助金
事業再構築補助金
小規模事業者持続化補助金
○公表令和4年度第2次補正予算(中小企業・小規模事業者等関連)
食品産業の輸出向けHACCP等対応施設整備事業
フロンティア補助金
ブランド化・酒蔵ツーリズム補助金
△継続意向有・詳細未公表不明【食品産業の輸出向けHACCP等対応施設整備事業】
継続可能性高い(令和5年度予算概算要求済:農林水産省管轄)

【フロンティア補助金】【ブランド化・酒蔵ツーリズム補助金】
令和4年度第2次補正予算・令和5年度予算概算要求済(国税庁管轄)
JAPANブランド育成支援等事業費補助金
デジタルツールを活用した海外需要拡大事業費補助金
△継続未公表不明【JAPANブランド育成支援等事業費補助金】
継続未定(ものづくり補助金グローバル市場開拓枠に組み込まれる可能性もあり)

【デジタルツールを活用した海外需要拡大事業費補助金】
継続未定(令和3年度補正予算につき、継続しない可能性あり)

※参照
中小企業庁「令和4年度第2次補正予算(中小企業・小規模事業者等関連)」https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/
農林水産省「令和5年度予算概算要求の概要」https://www.maff.go.jp/j/budget/r5yokyu.html
国税庁「令和4年度第2次補正予算・令和5年度予算概算要求の概要」https://www.nta.go.jp/taxes/sake/index.htm

公表されている令和5年度以降主な補助金の変更点

「ものづくり補助金」「事業再構築補助金」「小規模事業者持続化補助金」の3つの補助金に関しては、令和4年度第2次補正予算(中小企業・小規模事業者等関連)のポイントで変更箇所が公表されています。

主な変更点の概要は以下のとおりです。

補助金名主な変更点の概要
ものづくり補助金・幅広い省エネニーズを取り込むため、グリーン枠を拡充(3段階の補助上限設定)
・JAPANブランド事業を統合し、海外展開のブランディング・プロモーション当の経費を補助対象とするため「グローバル市場開拓枠」を新設
・大幅賃上げを図る事業者を優遇するため、事業終了後3~5年で最低賃金年45円以上引上げで補助上限を最大1,000万円引上げ
事業再構築補助金・事業類型に成長枠を創設。成長枠につき、グリーン成長枠と同様に売上高減少要件を撤廃
・グリーン成長枠につき、要件緩和の類型(補助上限額「エントリー」)を創設
・特別枠(「産業構造転換枠」「サプライチェーン強靱化枠」)を創設
・大規模賃上げを図る事業者へのインセンティブとして、補助上限額の3,000万円上乗せ、補助率を2/3へ引上げ、中小企業等からの卒業で補助上限を2倍に引上げ
小規模事業者持続化補助金・インボイス枠を拡充し、課税事業者に転換する事業者の補助上限を50万円上乗せ

※参照
中小企業庁「令和4年度第2次補正予算(中小企業・小規模事業者等関連)のポイント」https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/2022/r4_hosei/r4_hosei_point.pdf

以下、順に詳細を解説します。

ものづくり補助金の変更点

ものづくり補助金に関する令和4年度第2次補正予算での事業類型、補助率や補助上限等の変更点は以下のとおりです。

【現行】

類型通常枠デジタル枠グリーン枠グローバル展開型回復型賃上げ・雇用拡大枠
補助上限750万円~1,250万円750万円~1,250万円1,000万円~2,000万円3,000万円750万円~1,250万円
補助率1/2(小規模事業者等2/3)2/32/31/2(小規模事業者等2/3)2/3

→【変更後】赤字部分が令和4年度第2次補正予算部分の変更点

類型通常枠デジタル枠【グリーン枠】
エントリー
【グリーン枠】
スタンダード
【グリーン枠】
アドバンス
グローバル市場開拓枠回復型賃上げ・雇用拡大枠
補助上限750万円~1,250万円
【大幅賃上げ達成で最大1,000万円引上げ】
同左同左1,000万円~2,000万円
【大幅賃上げ達成で最大1,000万円引上げ】
2,000万円~4,000万円
【大幅賃上げ達成で最大1,000万円引上げ】
3,000万円
【大幅賃上げ達成で最大1,000万円引上げ】
750万円~1,250万円
補助率1/2(小規模事業者等2/3)2/3同左同左同左1/2(小規模事業者等2/3)2/3

※参照
中小企業庁「令和4年度第2次補正予算(中小企業・小規模事業者等関連)ものづくり補助金チラシ」
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/r4/r4_mono.pdf

事業再構築補助金の変更点

事業再構築補助金に関する令和4年度第2次補正予算での事業類型、補助率や補助上限等の変更点は以下のとおりです。

【現行】

類型補助上限補助率
通常枠最大8,000万円中小:2/3(一部1/2)
中堅:1/2(一部1/3)
回復・再生応援枠最大1,500万円中小:3/4
中堅:2/3
最低賃金枠同上同上
大規模賃金引上枠最大1億円中小:2/3(一部1/2)
中堅:1/2(一部1/3)
グリーン成長枠中小:最大1億円
中堅:最大1.5億円
中小:1/2
中堅:1/3
緊急対策枠最大4,000万円中小:3/4(一部2/3)
中堅:2/3(一部1/2)

※補助下限は原則100万円、大規模賃金引上枠のみ8,000万円超

→【変更後】赤字部分が令和4年度第2次補正予算部分の変更点

類型補助上限※補助率
物価高騰対策・回復再生応援枠最大3,000万円中小:2/3(一部3/4)
中堅:1/2(一部3/3)
最低賃金枠最大1,500万円中小:2/3
中堅:1/2
産業構造転換枠最大7,000万円中小:3/4
中堅:2/3
成長枠同上
①大規模賃上げで3,000万円上乗せ
②中小からの卒業で2倍に引上げ
中小:1/2
中堅:1/3
<大規模賃上げで引上げ>
中小:2/3
中堅:1/2
【グリーン成長枠】エントリー中小:8,000万円
中堅:1億円

①大規模賃上げで3,000万円上乗せ
②中小からの卒業で2倍に引上げ
同上
【グリーン成長枠】スタンダード中小:1億円
中堅:1.5億円
①大規模賃上げで3,000万円上乗せ
②中小からの卒業で2倍に引上げ
同上
サプライチェーン強靱化枠5億円中小:1/2
中堅:1/3

※補助下限は原則100万円

※参照
中小企業庁「令和4年度第2次補正予算(中小企業・小規模事業者等関連)事業再構築補助金チラシ」https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/r4/r4_jigyo_saikoutiku.pdf

小規模事業者持続化補助金の変更点

小規模事業者持続化補助金に関する令和4年度第2次補正予算での事業類型、補助率や補助上限等の変更点は以下のとおりです。

【現行】

類型補助上限補助率
通常枠50万円2/3
【特別枠】賃金引上げ枠200万円2/3(赤字事業者は3/4)
【特別枠】卒業枠同上2/3
【特別枠】後継者支援枠同上同上
【特別枠】創業枠同上同上
【特別枠】インボイス枠100万円同上

→【変更後】赤字部分が令和4年度第2次補正予算部分の変更点

類型【補助上限】
非転換事業者
【補助上限】
インボイス転換事業者
補助率
通常枠50万円100万円2/3
【特別枠】賃金引上げ枠200万円250万円2/3(赤字事業者は3/4)
【特別枠】卒業枠同上同上2/3
【特別枠】後継者支援枠同上同上同上
【特別枠】創業枠同上同上同上
【特別枠】インボイス枠100万円同上

※参照
中小企業庁「令和4年度第2次補正予算(中小企業・小規模事業者等関連)小規模事業者持続化補助金チラシ」
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/r4/r4_jizoku.pdf

まとめ

ここまで、酒造業向け注目補助金の令和5年度以降の見通しについて、ご紹介させていただきました。

令和4年度補正予算の概要や令和5年度予算概算要求の概要などを分析してみると、酒造業向け厳選8種の注目補助金の中でも、変更点はあるものの概ね令和5年度も一部補助金を除いては継続するのではないでしょうか。

「来年か再来年あたりで、事業再構築使ってまるっと建屋の改修でもしようか〜」

と悠長なことを言っていると、

「あれ?いつの間にか応募条件が厳しくなってる…あのとき申請しておけば…」

なんてことになるかもしれません!

今後も令和5年度当初予算が成立してみないとどうなるかわからない部分もありますが、興味ある補助金に関しては、しっかりとチェックして、早めに動くことが大切です。

アンカーマンでは、酒蔵さんがご興味ある補助金の最新情報について、個別に連絡させていただくサービスもご用意しています。

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