高の井酒造 様
外部冷蔵庫から自社冷蔵庫へ!
蔵の課題を解決するための補助金活用で健全な経営が実現!
高の井酒造株式会社
代表取締役 山﨑 亮太郎 様
五辺の大火や戦争を経て、1945年の戦時中に味噌・醤油工場「山﨑醸造」、食糧事情が安定した1955年に「高の井酒造」を再建。
日本初の雪中貯蔵酒への挑戦や、酒米の田植え体験を通して日本酒ファンを増やす活動などユニークなアイデアと地域密着型経営スタイルで事業も堅調。
「和心を通じてよろこびとうるおいを提供し地域社会に貢献する」をモットーに、「蔵人の手から、その愉しみのそばに」と、代表銘柄『たかの井』『田友』などを手がける。
補助金申請のきっかけは何ですか?
今回、アンカーマンさんのサポートで、ものづくり補助金を採択でき、冷蔵庫、ラベラー、インクジェットプリンターを導入することができました。
まず、ラベラーとインクジェットプリンターに関して言えば、担当者の高齢化や退職、新型コロナウイルス感染に伴う休職によって人手が足りなくなりました。加えて職人技を要するラベル貼りの特殊性から、ミスが多発して、「このままでは会社に対する商品の信用が落ちてしまう…なんとかして、誰でも簡単にできてミスが減らせるようにしたい」と思ったことがきっかけです。
冷蔵庫に関しては、近年パストライザーを導入して、瓶貯蔵商品が増えたので必要性を感じました。今まで外部冷蔵庫を借りていたのですが、保管料がかかりすぎること、搬入・搬出の手間がかかること、破損リスクがあること、急な注文に対して迅速な対応ができないことなどの課題がありました。
また、パストライザーの導入によって醸し出せたフレッシュな味わいがウリの『田友』などの商品を多くの消費者に届けていくためにも、冷蔵庫増設の必要性を感じていたんです。
「どこかのタイミングで冷蔵庫を導入したい…しかし、まだ、サーマルタンク導入時の借入金の返済も残っているし…」ということで、活用できる補助金を探していたことも、ものづくり補助金申請のきっかけの一つでした。
また、今回は、ものづくり補助金でサポートしていただいた後、再度、フロンティア補助金のサポートもしていただき、リンサーを導入することもできました。これは、30年ぐらい前の設備を新しい設備に入れ替えることで業務効率化を図りたいという趣旨からです。
一升瓶から、四号瓶や300㎖瓶など小瓶化が主流となっている中で、使う機械も大型のものから小型のものに切り替えて、コスト削減や業務効率化を図り、工数を減らし、余剰の人員を別の業務に回すなどの工夫をすることで生産性を上げていくことが狙いでした。
なぜアンカーマンに補助金申請代行を依頼したのですか?
アンカーマンさんのことは、他の蔵元さんや酒屋さんへのサポート情報を聞いたり、何度かFAXの案内をいただいたりしていて、認知しておりました。
自社でもこれまで何度か補助金を申請して採択を勝ち取ったことはあります。
自社申請のときには、従業員が申請手続きを行いました。今回も最初は自社で取り掛かったのですが、納得のいくものを出すのが難しいと、相談を受けたんです。そこで今回は、マンパワー的にも時間的にも通常業務に支障を及ぼさないこと、補助金額が高額になり申請書の質も求められること、アンカーマンさんは採択率も高いことなどから、専門性のあるアンカーマンさんに依頼しました。
アンカーマンさんにお願いすることで、これまでは土日に出社して資料作成したり、余分な残業代がかかるといった人への負担もありましたので、これらの部分が簡略化できるということで、我々としては、非常にありがたい限りでした。
アンカーマンに依頼してみていかがでしたか?
アンカーマンさんに任せてよかったなと思うのは、1つは、煩雑な申請作業を任せられて、人的・時間的負担を軽減でき、通常業務に集中できた点ですね。
また、補助金申請のための打ち合わせの中で、我々が気づかないような観点から、的確なご指摘やアイデアをいただけたことも助かりました。
我々自身で事業計画書を作るときに苦労するのが、さまざまな設備を導入したいけれど、どうやってストーリー性を持たせて関連づけるのかということです。特に今回、冷蔵庫やラベラーの導入とあって、どのようなストーリーで全体を繋げるのかという部分の表現が非常に難しかったというか…
その点、アンカーマンさんは、やはりさまざまな蔵元さんのサポートをしているからこそ、実績をよくわかっておられて、我々への説明も、他社さんの成功事例や失敗事例を交えて、「ここをこうしたらいけるんじゃないか」とアドバイスしてもらえるので、安心して任せることができたんです。
さらに、申請代行費用の面では、「明朗会計」といいますか、「成功報酬」というのは、費用を支払う側からすると、非常に魅力的でした。他の蔵元さんなどから、「(他の補助金代行業者に依頼したら)契約書を結ばず、後から追加でさまざまな費用を請求された」などの話を聞いたこともあったので、アンカーマンさんは、非常にわかりやすい報酬形態で安心して依頼することができました。
アンカーマンさんは、「日本酒業界特化」ということで、我々も安心して相談できました。特に、我々が外部の人に、専門的な機械のことなどを説明するとき、正直難しく感じることもある中、アンカーマンさんは、「パっと言ってスっと反応してもらえる」ので、説明がいらないという点で、「すごく楽!」だし、ありがたく思っております。このようなアンカーマンさんの「強み」を活かして、これからも我々の業界を支えていただければありがたいです。
まだ補助金サポートを受けていない蔵元さんに向けたメッセージ
自己資金で設備投資できる酒蔵さんもあるかとは思いますが、キャッシュを守らなければいけない時代だと思います。設備投資に補助金を活用して、他の部分でキャッシュを活用するほうが経営としては健全なのかなと…
もちろん補助金となると、採択を受けてからしか動けなかったり、時間的な制約があったりなど難しい部分もありますが、資金面でのプラスの要素を考えたときにはメリットが大きいのではないでしょうか。
おそらく蔵元さんごとにご事情が違うと思いますので、今後の設備投資などを十分に考慮した上で補助金のご活用を検討されることが一番いいのかなとは思っております。
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