若波酒造 様

補助金は自分自身で申請していましたが、冷蔵庫だけは通りませんでした。
無事一発採択、さすがです。

若波酒造合名会社 

代表社員 今村 嘉一郎 様

1922年、福岡県大川市鐘ヶ江にて創業。「蔵の傍を流れる筑紫次郎(筑後川)のように、若い波を起こせ」という由来から銘々された酒蔵。「味の押し波・余韻の引波」をコンセプトに、まるで穏やかな波に漂っているかのような心地に誘われる日本酒をつくり続けている。

※2022年10月18日更新

フロンティア補助金を申請したきっかけについて教えてください。

熟成酒の開発のため、冷蔵庫が必要だったからです。3~4年前から熟成酒をつくりたいという構想はあり、コロナの前ぐらいに半分取り掛かったような状態だったんですけど、熟成酒は寝かせる必要があるので在庫を抱えることになりますし、そのための十分な冷蔵庫が確保できていませんでした。

ずっとタイミングはうかがいながら、ちょっと状況を見て手が止まっていたのですが、今期で100周年を迎えるということもあり、記念に新しい商品を売りたいと思い本格的に着手することにしました。

コロナ禍で冷蔵庫に若干の空きは生まれたのですが、販売数が回復したらまた足りなくなってしまいます。先々のことを考えるとやはり新しい冷蔵庫が必要だという結論に至り、申請しようと思いました。

過去に、ご自身で補助金を申請されたことはありましたか?

ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、事業再構築補助金に申請して、採択されたことがあります。作成した申請書は商工会議所の方などにチェックしてもらうことはありました。

その時に感じたのが、酒造業界の難しさです。例えば工業製品であれば「この機械を導入すると、今まで10cmのものしか作れなかったのが、20cmまで対応できます」など、わかりやすく説明できます。ただ、酒造に関しては「もっとおいしくできます」と書いても、非常に抽象的です。そのあたりの数値化などは簡単ではないと思っていました。

自身で採択された実績がある中、なぜアンカーマンにご依頼いただいたのですか?

他の業務もありだんだん自分では手が回らなくなってきていましたし、過去、何度か自分でもやっていましたが、冷蔵庫の導入を申請書の中でどうストーリーとして書くかが難しかったからです。

また、フロンティア補助金への申請は今回が初めてでした。他の補助金については理解していても、補助金はそれぞれ目的や審査ポイント、必要書類に違いがありますし、詳細を読み込んで対策するのも大変です。

そういった事情が重なり、今回はどこかにお願いしてみようかなと考えました。アンカーマンさんのことはずっと知っていましたし、HPやメルマガを読んで採択率が高いことも知っていたので依頼したという流れです

実際に依頼してみて、いかがでしたか?

業界知識が深く、助かりました。専門用語や販売までの流れなどを理解されていたので、無駄な質問がなくやり取りの回数が少なく済んだことは、大きなメリットだと感じます。アンカーマンさん以外にも補助金申請の代行業者はありますが、こういった細かい点を伝えるのは難しいです。だから、申請書を書いてもらっても修正の時間がかかると思います。そういった手間が、限りなく少なく済んで良かったです

ありがとうございます。仮の話ですが、もしアンカーマンに依頼しなかったとしても、またご自身でチャレンジはされていたと思いますか?

誰も頼る手段がなければ、自分でチャレンジはしたと思いますね。過去に2回、冷蔵庫導入のストーリーで補助金申請をしたことがあったので、それをブラッシュアップして出していたと思います。ただ、どちらも不採択でしたのでそれで採択になるかは分かりませんし、手直しするにしてもすごく手間がかかると思います。それよりも新商品開発や、販路開拓に時間を使った方が良い時間の使い方だと思いますので、今回はお願いできてよかったです。

他にアンカーマンに依頼してよかったと思われたことはありますか?

まずはきちんと採択されたことです。そして、採択後の報告書まで任せられるのは助かります。ここも時間が取られるので、安心してお願いできるのはありがたいです。

また、同業者の事例が聞けることもメリットです。色々とお話を聞くなかで、「そういうこともできるのか」「こういうのはどうだろう」と想像を膨らませられます。

特にうちは冷蔵庫を導入すると決めていたので、似たような事例について「過去には冷蔵庫と一緒にこういうものも導入しました」というような話を、最初のヒアリングで伺えました。

そういう意味では、まだ具体的にどのような設備投資をしていくかが決まっていない蔵でも補助金申請をお願いする意味があると思います。補助金を申請しようと思いつつ、現状の課題が洗い出せてない場合でも、他社事例を自社の状況に落とし込んで、社内で検討できると思います。これは、同業者の実績をたくさん持っているアンカーマンさんだからできるようなことですよね。相談した時にたくさん引き出しがあることは、大きな強みだと思います。

これから冷蔵庫を導入しますが、その後の展開はどう考えてらっしゃいますか?

冷蔵庫を導入したら、熟成酒を本格的につくり始めます。ただ商品の性質上、何か成果が現れるのは早くとも3年後くらいです。将来的には、ビンテージとして売り出したいと考えています。

家具や服でもビンテージものは人気がありますが、お酒もそれらと同じように、時を重ねたことによって出てくる複雑味とか味わい、風合いがあります。実際にワインにはビンテージ品があるので、日本酒でも同じようにつくりたいです。

また、熟成酒を「時を楽しめるお酒」として確立したいです。ビンテージはお客様にとって、何か記念になる年や意味のある年のものを買ってお祝いに飲むということができると思います。お酒の味わいにプラスアルファして、その思い出や、一緒に飲む相手のことだったり、その時間なども含めて、特別な時に選ばれる商品にしていきたいです。こういう選び方をできることが、日本酒にとってプラスアルファの付加価値になります。記念に選んだお酒を、うちらしい味わいで楽しんでもらえたらと思います。

これは急にできることではないので、今から始めて、次の代への種まきとしての側面もあります。

これから補助金を申請しようか悩んでいる方に、メッセージをいただけますか?

補助金活用は、売上金額にして数千万円、1億円の価値がある

補助金は、すごく大きな価値があります。利益率などにもよりますが、例えば500万円分が採択された場合、それはすべて返済不要のキャッシュな上に、売上ベースにすれば数千万円の金額になります。金額によっては、1億円分の売上を得たのと同等の効果があります。そう思うと、多少の時間が取られたとしてもやるべきですよね。1億円を売り上げる営業マンと同等の価値が得られるわけですから、補助金にトライするのはいいと思います。

また、私はこの業界に入って10年になりますが、あと30年くらいは続けていきます。その中でどのくらいのお金を使えるか考えると、補助金を活用した方がいいと感じました。

もちろん補助金を使った設備導入は一部は自己資金になりますが、30年くらいの長期的な視点で考えて、1年後、5年後、10年後の設備投資を行っていくべきです。その点で、返済の必要がない補助金の活用は積極的に行っていきたいですね。

直近の経営状況だけでなく長期的な視点で経営を考えると、補助金を使って設備導入などした方がいいということですね。

そういうことです。あとは、「とにかく一度、アンカーマンさんに相談したらどうですか?」と思います。
やるかやらないかは置いておいて、他社事例を持つアンカーマンさんに話を聞くことで、自分の考えがまとまったり課題がクリアになったりするかもしれません。

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