山三酒造 様
異業種参入組でも補助金のW活用に成功!さすがの専門性。
電話やZoomで話していて、気付いたら事業計画書ができていました笑
山三酒造株式会社
代表取締役 荻原 慎司 様
2015年当主の急病により休蔵、一度は歴史に幕を閉じようとしていた老舗酒蔵を同じ長野県佐久市生まれでIT業界出身の現代表が、ITのチカラで再生と成長、次の時代に向けた日本酒文化の持続的発展を図り事業承継、2023年2月から日本酒づくりを再開。
地域に根ざし、原料のお米の一粒、水の一滴までこだわり、伝統と革新の融合によって魅力的な日本酒づくりに挑戦。
先代より継承した信州上田、真田家の家紋名を冠した「真田六文銭」と酒蔵名を冠した新たな銘柄「山三」などの代表銘柄がある。
補助金申請のきっかけは何ですか?
今回は、アンカーマンさんのお力をお借りして、ものづくり補助金と事業再構築補助金の採択により、洗米機や放冷機、麹室にはじまり搾り機や瓶詰機まで、醸造機器に関わる設備をほぼ一式導入することができました。
私は、異業種からの参入で、右も左もわからないまま酒蔵を引き継がせてもらいました。
「ものづくりができる」というわくわく感が強く、期待も大きかったです。
当初は、元々あった設備で酒造りをしていこうかなと思いながらも、杜氏を迎え入れて自分たちはどんなお酒を造っていきたいのかと話し合いをしていく中で、早々に今の設備では厳しいと判断しました。
私自身も、友人の酒蔵に1年間見習いに行かせていただき、このへんは重要、このへんはいらないといった感覚はあったので、話し合って設備を決めていきました。
最初は少々面くらいました。屋根の雨漏りの修繕をするにしても、何千万という見積もりが出てきて、酒造りに至るまでにはいったいいくらかかるのか、これは大変だなと。
「おいしいものを造る」ことに対して、お金の部分で妥協はしたくない。
ただ際限なくというわけにはいきませんので、自分たちの予算の範囲内で、お金をかけるところはかけていきたいなという想いは持っていました。
補助金に関しては、もちろん存在は知ってはいたのですが、ものすごく時間がかかるというイメージが強く、補助金ありきで事業を進めていくには、全体的な進行が遅くなるという意味で、私自身あまり好きではなく、使わなかったことが多かったですね。
それでも今回は、時間に余裕があったということもあり、使おうということになりました。
なぜアンカーマンに申請代行を依頼したのですか?
補助金のこともアンカーマンさんのことも話はきいていました。設備投資を検討している中で、タイミングよく、信頼している方からアンカーマンさんをご紹介されて、「いま必要な設備、全部補助金が出ますよ」と教えていただいたので、依頼した経緯です。
当初アンカーマンさんにお会いしたときの印象は、とても良かったと思います。
おそらく業界のいろいろな方たちと補助金申請関連をやってきているということもあると思うのですが、スムーズに進めてくれていましたので。
正直、申請にかける時間はあったのですが、自分でやれば手間がかかるし、自分で経営していれば時間が取れないということもあったので、誰かがやってくれるのであればありがたいなと。
アンカーマンに依頼してみていかがでしたか?
アンカーマンさんに依頼して良かった点は、自分でも何をしたか覚えていないぐらい何もしてなくてよかったという点ですかね(笑)。
細かい見積もりの作業とかは、弊社の事務担当に任せていたということもありますが、事業計画を書くにしても、弊社で担当するのは、本当に見積もりを取るぐらいだったのではないでしょうか。
どういうことをやっていきたいのか、どのように売っていきたいのかというところを60分~90分間のZoomや電話で話しながら、気がつけば事業計画書になっていたという形だったので、煩わしい、時間を取られるといったことがほぼなかったというのが本当のところです。
本当にスムーズにいったし、良かったということしかないです。本当はもう少し弊社が何かうまい言葉で伝えてあげたほうががいいのかもしれないのですが、「お任せしておけば大丈夫」というのがありましたので。
私の場合、異業種参入ということもあり、酒造りそのものが初めてでしたので、設備を選ぶにしても、さまざまな機械を費用対効果で比較検討ということではなく、自分たちが作りたいお酒、酒質を高めるためにはどうしたらいいか、海外に出していくにはどうしたらいいか、そのためにはどんな機械が必要かなどをやり取りさせていただきながら、ストーリーを作っていただいたという感じなんですかね。
「今度こういうことをしたい」とか「何か良い補助金はあるか?」とこの間も電話させてもらったのですけど、「これいいですよ」「こういう補助金がありますよ」とすぐに返事が返ってくる。そういう電話1本で事が勝手に運ぶのは、忙しい身からすると大変助かります。
まだ補助金を活用していない方、投資に踏み切れていない方、異業種から日本酒業界へ参入して補助金活用を検討している方へ向けたメッセージ
(まだ補助金を活用していない方、投資に踏み切れていない方へ)
設備投資を考えているのであれば、絶対にアンカーマンさんの門は叩いたほうがいいのかなと。
自分で補助金申請を行えば、代行にかかる費用もかからないとは思うのですが、経営者が補助金申請に費やす時間やコストを考えれば、時間やお金を節約できるという部分があると思うので、ぜひアンカーマンさんを活用されたほうがいいなと思います。
アンカーマンさんに依頼して手数料はかかるかもしれませんが、自分で申請書類を全部作成して不採択になり、それを何回もやっていたら、結構時間も取られてしまうので…。
経営者は他にもいろいろやることがあるので、時間を有効に使ったほうがいいのではと思ってしまいますね。
(異業種から日本酒業界へ参入して補助金活用を検討している方へ)
事前に時間に余裕を持って、きっちりと計画を立ててから、補助金申請していくほうがいいかなと思います。
急ぎで、ここまでにやらなきゃとか、どうしても間に合わせなきゃとなって、先に設備を発注・納品されてから、後から資金計画を立てるというわけにもいかないですしね。
私自身も間に合わなくて、「じゃあもう実費でやろう」ということもありました。せっかくだったら補助金を申請すればよかったなと思うところはあります。
また酒造りが終わってほっとしていても、数ヶ月もすれば、また準備だ、仕込みだとなってしまいます。
造るとなると、1年分の酒を造るサイクルになるので、途中で設備を変えるわけにもいきません。
私自身の経験からいっても、「種をまいて芽が出て収穫する」というサイクルといいますか、1年の酒造りや営業のサイクルに合わせて、来期はこういうところをやりたいという事前に計画を立てておく、来年の申請を今しておくみたいな感じが必要ですよね。
それと、アンカーマンさんに相談したほうがいいですね。
私もまだこの業界に入って1年目ぐらいなので、あまり大きなことは言えませんが、日本酒のメーカーさんにとって、アンカーマンさんは、すごく助かる存在じゃないのかなと思っています。
業界には、年配の方もまだまだいらっしゃると思うので、書類の申請の仕方がわからないという人たちの手助けになるのではと思いますね。
ぜひ、補助金代行をしたことがないという人も、一度お話だけでも絶対聞いたほうがいいのになって思います。
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