酒蔵で働きたい20代・30代が知っておくべき仕事内容や求人の探し方を解説

「大好きな日本酒に関する仕事がしたい!」

「若いうちから酒蔵で働きたいが、どのように求人を探したらいいのか…」

「伝統的酒造り」が2024年12月にユネスコ無形文化遺産に登録され、世界で日本酒が「JAPANESE SAKE」として注目される中、酒蔵で働くことを希望している20代・30代といった若者が増えています。

酒蔵も次世代の造り手の採用ニーズは常にあり、「酒造業界の採用市場は売り手市場」であるとも。

厚生労働省が若者の採用・育成に積極的な中小企業を認定する「ユースエール認定」を受けている酒蔵もあるほどです。

今回は、20代・30代が酒蔵で働くことに関して、働く魅力、仕事内容、必要なスキル、求人の探し方、よくある質問などを解説します。

【この記事でわかること】

  • 20代・30代が酒蔵で働く魅力には、伝統を守りつつ挑戦ができることや、日本酒造りの専門知識や技術の習得ができることなどがある
  • 高齢化が進む酒造業界では、30代も貴重な若手戦力
  • 20代・30代が活躍できるのは、製造・営業・広報・接客・イベント運営・商品開発・品質管理など幅広い
  • 未経験でも熱意と学ぶ姿勢があれば大丈夫
  • 20代・30代の酒蔵求人は、酒蔵エージェントなどで効率的に探すことがおすすめ
目次

20代・30代が酒蔵で働く魅力

20代・30代といった若いうちから、酒蔵で働くことで感じられる魅力とはどのようなものでしょうか。

ここでは、20代・30代が酒蔵で働く魅力について解説します。

【20代・30代が酒蔵で働く魅力】

  • 伝統文化を守りつつ新しい挑戦ができるやりがい
  • 日本酒造りの専門知識や技術の習得
  • ものづくりとチームワークでの達成感
  • 若い力で業界の革新に貢献できる可能性
  • 高齢化が進む業界で30代は貴重な若手戦力

伝統文化を守りつつ新しい挑戦ができるやりがい

酒蔵で働くことには、20代・30代ならではの魅力ややりがいがたくさんあります。

中でも、伝統文化を守りつつ新しい挑戦ができるやりがいを感じられるといったことは、特筆すべき魅力ではないでしょうか。

酒蔵は日本の伝統文化や歴史が息づく場所。

酒造りは、地域の自然環境や風土との調和の中で育まれた歴史ある技術であり、それを次世代へ受け継いでいくことそのものが伝統文化を守ることにつながります。

また、20代・30代ならではの若い感性やエネルギーを生かして、新たな味わいの日本酒を生み出すための商品開発の取組みや、日本酒の魅力を広めるための新しい取り組み、国際市場への挑戦など、さまざまな新しいチャレンジも可能です。

日本酒造りの専門知識や技術の習得

20代・30代で酒蔵で働くことを通じて、日本酒造りの専門知識や技術を習得できるのは、非常に魅力的なメリットの1つです。

具体的には、以下のようなメリットがあります。

伝統的な製造技術の習得深い技術やノウハウが必要な日本酒造りの伝統的な工程を、杜氏(とうじ=酒造現場で全工程を取り仕切る最高責任者)の指揮の下、蔵人(くらびと=酒造りの仕事を担う職人)とともに働くことで体験でき、技術をじっくり学び、習得できる環境が整っている
専門知識の習得日本酒の製造には、発酵に関する科学的な知識などの専門知識も求められ、酒蔵で働くことで、OJTなど研修・教育を受けながら、専門知識も習得できる環境がある
独自の感覚やスキルを磨ける酒蔵で働くことで、日本酒の香りや味の違いを判断する感覚や、酒造りの細やかな作業に必要なスキルが磨かれ、専門性を高めるだけでなく、自分ならではの仕事の喜びを見つけることにもつながる

20代・30代という吸収力の高い時期に、こうした専門技術を身に着けられることは、とても貴重な機会です。

ものづくりとチームワークでの達成感

ものづくりとチームワークによる達成感は、酒蔵で働く大きな魅力の1つです。

酒造りは、チーム一丸となって進める共同作業が多く、個々の努力が結びついてはじめて1つのおいしい日本酒が完成します。

具体的に感じられるやりがいは、以下のとおりです。

ものづくりの充実感原料となる米や水が、日本酒という完成品になるまでの工程や、関わった製品が多くの人に喜ばれる様子を間近で見られることは、大きな達成感を味わえる
チームでの達成感酒造りの各工程で、それぞれに異なる役割が求められ、各人が力を合わせることで、連携の重要性や一体感を感じられ、製品が完成したり、困難をチーム一丸で乗り越えられたときには、チームでの達成感も感じられる

20代・30代で、ものづくりが好きで、チームとともに目標を達成したいという想いがあれば、酒蔵での仕事はとても充実したものになるでしょう。

若い力で業界の革新に貢献できる可能性

20代・30代が酒蔵で働く魅力の1つとして、若い力で業界の革新に貢献できる可能性があるといったことが挙げられます。

日本酒の伝統を尊重しつつ、現代の感性や新しい技術を取り入れることで、業界全体に新たな風を吹き込むことができるからです。

以下のような点で、若い力が貢献する場面が広がっています。

デジタル技術を活用したプロモーションSNSやデジタルマーケティングを駆使して、日本酒を国内外に発信する方法が増えている中、若い世代の柔軟な発想やデジタルリテラシーは、大きな強みとなる
新しい商品やブランドの企画消費者ニーズ多様化のいま、伝統を生かした新しい商品やブランドの立ち上げが注目される中で、たとえば、若い世代向けのカジュアルな日本酒や、海外市場を意識したデザイン性の高い商品などの開発に貢献できる
サステナブルな酒造りの推進環境意識の高い若い世代が、地元の米や資源を活用し、廃棄物の削減に取り組むなど、持続可能な酒造りに注力でき、エコフレンドリーなアプローチは業界革新につながる
グローバル市場への進出若い世代が語学力や国際的な視野を生かし、現地の文化や嗜好に合わせた商品提案やイベント開催など、日本酒の魅力を海外に広める役割を担うことができる
新しい働き方の提案酒造りの現場に働きやすさを取り入れたり、柔軟な勤務形態を提案したりと、業界全体の職場環境を改善するきっかけを作ることも可能

20代・30代が酒蔵で働く中で、若いエネルギーと新しい視点が業界を活性化させ、伝統と革新を融合させる未来を築くことができます。

20代・30代が活躍する酒蔵の仕事内容

20代・30代は、酒蔵では、どのような仕事で活躍できるのでしょうか。

ここでは、20代・30代が活躍する酒蔵の仕事内容について解説します。

【20代・30代が活躍する酒蔵の仕事内容】

  • 製造現場で酒造りの技術を磨く
  • 営業や広報で日本酒の魅力を発信
  • 直売所での接客やイベント運営も重要な役割
  • 商品開発や品質管理など専門職としての道も

製造現場で酒造りの技術を磨く

20代・30代が、酒蔵で活躍できる仕事の1つとしては、製造現場で酒造りの技術を磨くといったことが考えられます。

20代・30代の若手たちは、杜氏の指導の下、先輩蔵人たちと製造現場で切磋琢磨しながら、日々酒造りの技術を磨き、酒造りの伝統と技術を受け継ぎながら、キャリアを積み重ね、いずれは酒蔵の次世代を担う蔵人として活躍することが期待されているのです。

具体的な仕事内容は、以下のようなものがあります。

米の選別と洗浄酒造りの第一歩として、酒の品質を左右する重要な工程
発酵工程の管理麹菌を使って発酵を進める過程で、温度や湿度の管理が求められる
蒸留や醸造適切なタイミングで作業を進め、お酒の味を整える

20代・30代が、酒蔵の製造現場で酒造りの技術を磨いていったキャリアの先には、製造現場のトップである杜氏になることもあり得ます。

実際に、全国的に見れば、20代・30代の若手杜氏も登場し、酒造業界に新たな風を吹き込んでいることは今となっては珍しくありません。

酒蔵での経験を積む若い世代が、業界をさらに盛り上げていくことが期待されています。

営業や広報で日本酒の魅力を発信

20代・30代が、酒蔵で活躍できる仕事としては、営業や広報で日本酒の魅力を発信するといったこともあります。

営業や広報を通じて日本酒の魅力を伝える仕事は、とても創造的で影響力のある役割です。

具体的な業務内容としては、以下のような活動があります。

ターゲット層の分析消費者や市場のニーズを理解し、それに合わせた日本酒のプロモーション戦略を立てる
イベント企画と運営試飲会や酒蔵ツアーを企画し、消費者に、直接日本酒の魅力を体験してもらう機会を提供する
ブランドストーリーの構築日本酒の歴史や地域性を活かし、魅力的なブランドイメージを作り上げる
ソーシャルメディア活用SNSやウェブサイトを通じて、新商品の情報やキャンペーンを発信し、幅広い世代にアプローチする
コラボレーションレストランやホテルなどと提携し、日本酒を使った特別メニューやイベントを展開する

20代・30代の若手人材が、若い世代のフレッシュな視点やアイデアを生かして、営業や広報で日本酒の魅力を発信して、日本酒の新しい魅力を引き出し、国内外での認知度を高める力となることを、酒蔵側は期待しているのです。

直売所での接客やイベント運営も重要な役割

20代・30代が酒蔵で担う仕事のうち、直売所での接客やイベント運営も重要な役割です。

直売所での接客やイベント運営は、消費者に直接日本酒の魅力を伝え、酒蔵のブランドや銘柄を訴求するために、なくてはならない仕事として、若手人材にも活躍してほしいという酒蔵側の意向があります。

具体的には、以下のような仕事です。

顧客対応来店客に対して商品の説明やおすすめをするだけでなく、コミュニケーションを通じてその人に合った日本酒を提案
試飲の提供お酒の特性や味わいを体験してもらうことで、購入に繋げる
商品の陳列と管理見やすく選びやすい商品配置を工夫し、常に清潔感のある店舗環境を保つ
イベント企画直売所での特別キャンペーンや季節限定イベント、酒蔵見学などをを計画し、多くの人に来てもらう
地域連携酒蔵ツーリズムとして、地元の観光資源と結びつけたり、他の酒蔵とのコラボイベントを行ったりする

直売所は、お客様が酒蔵と直接繋がる場所なので、若手スタッフの明るく親しみやすい接客がブランドのイメージを作る鍵になることもあります。

また、イベント運営も、酒蔵のブランディングや売上アップに繋げることを目的としているため、若手人材が活躍できる重要な仕事の1つです。

商品開発や品質管理など専門職としての道も

20代・30代が酒蔵で活躍できるキャリアプランとしては、商品開発や品質管理など専門職としての道も考えられます。

商品開発や品質管理といった専門職は、日本酒の業界で重要な役割を担い、より高度なスキルや知識を生かす職種です。

具体的には、以下の業務内容があります。

商品開発品質管理
・新しい風味や種類の日本酒の企画、試作
・消費者のニーズや市場のトレンドを分析し、それに応じた商品を提案
・パッケージデザインやブランディング戦略の立案
・発酵プロセスや原料の品質を厳密に管理
・酒造りの各工程での衛生管理や基準の遵守を確認
・製品の品質テストを実施し、安定した品質を維持

特に、若手がこの分野で活躍すると、伝統に現代のクリエイティブな視点を加えた新たな日本酒が生まれる可能性が広がります。

また、技術的な専門知識が求められるだけでなく、革新的なアイデアやコミュニケーション能力も必要とされる分野です。

20代・30代が酒蔵で働くために必要なスキル

20代・30代が酒蔵で働くためには、どのようなスキルが必要になってくるのでしょうか。

ここでは、20代・30代が酒蔵で働くために必要なスキルについて解説します。

【20代・30代が酒蔵で働くために必要なスキル】

  • 未経験でも熱意と学ぶ姿勢が最も重要
  • 体力・集中力・作業の丁寧さが求められる
  • これまでの職務経験やマネジメントスキルも生かせる
  • 日本酒の知識や関連資格は強みになる

未経験でも熱意と学ぶ姿勢が最も重要

20代・30代の若手人材が、未経験で酒蔵で働く際に必要なスキルとしては、「熱意」と「学ぶ姿勢」が重要になってくるでしょう。

本来、日本酒造りの仕事では、専門知識と経験が必要とされますが、未経験でも、酒造りへの熱意や、日本酒文化を深く知りたいという日本酒への興味を持ってさえいれば、乗り越えられるはずです。

また、未経験者に対しては、酒蔵側が、OJTなどの教育研修で、製造工程や作業を丁寧に教えてくれることが多いため、「教えられたことを吸収しよう」という積極的な学ぶ姿勢が非常に重要となってきます。

体力・集中力・作業の丁寧さが求められる

20代・30代が酒蔵で働くためには、「体力」「集中力」「作業の丁寧さ」が求められます。

具体的には、以下のとおりです。

体力酒蔵では、重い材料や道具を扱ったり、仕込みや醸造工程では立ち仕事が続いたり、繁忙期には長時間の作業が求められたりといった中で、20代・30代の若手人材としては、基礎的な体力は欠かせない
集中力日本酒の製造には繊細な工程が多く、適切な温度管理やタイミングを見極める必要があり、一瞬の油断が品質に影響を与える可能性があるため、作業中の集中力が求められる
作業の丁寧さ日本酒造りの各工程の作業では、細やかな注意と丁寧な手順が品質を左右するので、すべての工程において、作業の丁寧さが求められる

これらの能力は、未経験でも意識して磨いていくことができ、仕事をしながら自然に習得していくものでもあります。

20代・30代の若手人材であるからこそ、体力・集中力・作業の丁寧さといった部分で酒蔵内部で評価を受け、キャリアを積んでいくことを酒蔵側は期待しているのです。

これまでの職務経験やマネジメントスキルも生かせる

20代・30代が酒蔵で働くうえで、これまでの職務経験やマネジメントスキルも生かすことができます。

具体的には、以下のような場面で役立つでしょう。

チームの運営や調整複数の工程に携わるスタッフが協力して働いている中で、これまでの職務経験を生かして、チームをまとめたり、スムーズな作業進行をサポートしたりできる
プロジェクト管理新しい日本酒の製品開発やマーケティング企画など、酒蔵で取り組むプロジェクトにおいて、計画を立てて進行を管理するスキルが生かされる
コミュニケーション能力酒蔵では、内部スタッフだけでなく、地域の農家や取引先、消費者との交流も必要なため、これまで培ったコミュニケーション能力を生かせれば、円滑な関係を築くことができる
問題解決能力時折発生するトラブルに対して、過去の経験を生かし、迅速かつ効果的に対応する能力が役立つ
営業・マーケティング営業活動やマーケティングにおいて、これまでの職務経験を生かせれば、販売戦略の構築や、ブランド強化に貢献できる
若手の指導や育成マネジメントスキルがあれば、若手スタッフの教育・指導、酒蔵全体のスキル向上や働きやすい環境づくりに貢献できる

20代・30代で社会人経験がある方の酒蔵への転職であれば、仮に酒造業界未経験だったとしても、これまでの職務経験やマネジメントスキルが、さまざまな場面で活用できるかもしれません。

日本酒の知識や関連資格は強みになる

20代・30代が酒蔵で働くうえで、日本酒に関する知識や関連資格は、大きな強みになります。

これらの専門知識や資格を持っていると、自信をもって仕事に臨むことができるだけでなく、採用の際にも有利になることが多いです。

具体的には、以下のような知識や関連資格が強みになるので押さえておきましょう。

唎酒師(ききさけし)の資格日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)により、「日本酒のソムリエ」=「日本酒の提供・販売のプロフェッショナル」として認定される民間資格
酒造技能士日本酒造りの分野で専門的な知識や技能を持つと認定された、酒造に関する学科及び実技試験に合格した人に与えられる国家資格であり、酒造りに関する資格では唯一の公的資格
日本酒検定日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が主催する日本酒に関する知識と技術を評価するための民間資格
日本酒の基礎知識資格がなくても、日本酒の製造工程や種類、風味の違いなど基本的な知識を持つことで、仕事における理解が深まる
英語や他の語学スキル海外展開を目指す酒蔵が増えている中で、語学力を持っていると、海外市場向けのプロジェクトや国際的なイベントで活躍できる
フードペアリングの知識日本酒と料理の相性についての知識があると、商品開発や販売促進で新しい視点を提供できる

20代・30代が、酒蔵で働くことを前提として、保有していれば有利な日本酒の知識や関連資格は、学習しているだけでも日本酒への興味や酒造りへの熱意を面接などでアピールできますので、ぜひ事前に準備しておくことをおすすめします。

20代・30代のための酒蔵求人の探し方

20代・30代が酒蔵に就職するためには、どのような求人の探し方があるのでしょうか。

ここでは、20代・30代のための酒蔵求人の探し方について解説します。

【20代・30代のための酒蔵求人の探し方】

  • 酒蔵エージェントで専門的な情報を得る
  • 大手求人サイトや転職サイトで幅広く探す
  • 各酒蔵の公式サイトやSNSを直接チェック

酒蔵エージェントで専門的な情報を得る

20代・30代のための酒蔵求人の探し方として、「酒蔵エージェント」で専門的な情報を得るといった方法があります。

「酒蔵エージェント」とは、酒類業界に特化したコンサルティングファームのアンカーマンが運営する酒類業界に特化した人材紹介サポートのこと。

一般的に、求人探しにおいて、業界特化の就職・転職エージェントのほうが情報の量や質が優れているため、エージェントを利用する若者が増えているところ、酒類業界に限っては、業界特化の就職・転職サイトやエージェントが絶対的に少ないといった現状が。

こういった状況を打破すべく、酒類業界200社以上のクライアントとの取引実績や酒蔵とのネットワークを活用できるアンカーマンが立ち上げた「酒蔵エージェント」は、非公開求人を含む、全国の酒蔵や酒販店といった酒類事業者の製造・営業・総務・経理などあらゆる職種の求人情報を提供しています。

酒類事業者ごとに異なる「募集人材」を把握し、20代・30代といった若者個別の適性に応じて、それぞれの求職者に寄り添い、長く活躍できる酒蔵探しをサポートしています。

酒蔵エージェントのご利用の流れは、以下のとおりです。

【酒蔵エージェントのご利用の流れ】

  1. 酒蔵エージェントの専用フォームから登録
  2. 担当者とオンライン面談にて、今後のキャリアや酒蔵への転職について相談
  3. 面談内容をもとに、求人紹介や選考対策などのサポートを開始

酒蔵に近いアンカーマンだからこそ、酒蔵ごとの情報量も多く、酒蔵が求める人材と求職者各人の属性や能力、希望するキャリアなど個々人の求職ニーズを把握し、自分に合った酒蔵とのマッチングを行ってくれるほか、求職活動のノウハウ、希望の酒蔵への対策なども一括してアドバイスしてくれます。

ただし、近年、世界的な日本酒ブームもあり、酒蔵をはじめとした酒類業界求人を探している方も多く、人気の求人は、早期に締め切りとなることもあるのでご注意ください。

あなたも、早めに酒蔵エージェントに相談して、自分に合った酒蔵を見つけましょう。

大手求人サイトや転職サイトで幅広く探す

20代・30代が、酒蔵求人を探す際には、大手求人サイトや転職サイトで幅広く探すといった方法も考えられます。

リクナビNEXT、マイナビ転職、dodaなどの大手サイトでは、20代・30代向けの酒蔵関連の求人も掲載されていますので、「酒造」「酒蔵」「日本酒」などのキーワードで検索するとよいでしょう。

他にも、ビズリーチや転職ファインダー、Indeed、学情、転職求人ナビ、求人ボックス、スタンバイなど転職サイトでも 20代30代向けの酒蔵求人を探すことが可能です。

ただし、大手求人サイトや転職サイトには、以下のようなメリットやデメリットがありますので、把握したうえで活用することをおすすめします。

メリットデメリット
・幅広い業界や職種の求人を保有している
・希望条件を入力して検索できる機能を備えている
・自分のスキルや経験、年代に合った求人が見つかりやすい
・自分で求人を探さなければならない
・業界に特化していないため、深い情報までわからない
・選考対策などのサポートがないため自分で対策を練る必要がある

大手求人サイトや転職サイトを利用しつつ、サポート体制の整っている転職エージェントなどを併用することで、20代30代向けの酒蔵求人を効果的に探すことが可能です。

各酒蔵の公式サイトやSNSを直接チェック

20代・30代が酒蔵に就職するための求人の探し方として、各酒蔵の公式サイトやSNSを直接チェックするといった方法も選択肢の1つです。

具体的には、以下のような活用方法があるので、参考にしてください。

各酒蔵の公式サイト自身が興味を抱く酒蔵の公式サイトをチェックし、求人募集があれば、メールや電話、応募フォームから直接応募する
酒蔵のSNS各酒蔵のTwitterやFacebook、InstagramなどのSNSアカウントをフォローし、求人情報などをチェックし、直接応募する

各酒蔵に直接連絡したり応募したりするには、多少の勇気が必要かもしれません。

しかし、一般的には、多くの酒蔵が、次世代の造りを担ってくれる造り手として、20代・30代の若手人材を求めています。

思い切って連絡をとることにより、酒造りへの熱意と行動力を評価してくれるかもしれません。

また、自身で希望する酒蔵を見つけ出せたら、その時点で「酒蔵エージェント」に相談し、選考対策のサポートを受けるといった方法も効率的かつ効果的です。

20代・30代向け酒蔵の仕事に関するよくある質問

酒蔵で働くことを希望している20代・30代の方は、どのようなことを知りたがっているのでしょうか。

ここでは、20代・30代向け酒蔵の仕事に関するよくある質問について解説します。

【20代・30代向け酒蔵の仕事に関するよくある質問】

  • 30代から未経験で挑戦するのは遅いでしょうか?
  • 採用で年齢制限を設けている場合はありますか?
  • 日本酒に関する知識がまったくなくても応募できますか?
  • 契約社員や季節雇用などはありますか?

30代から未経験で挑戦するのは遅いでしょうか?

30代から酒蔵の仕事に未経験で挑戦することは、決して遅すぎるわけではありません。

実際、多くの酒蔵では、情熱や意欲を重視する傾向があります。

特に、日本酒に対する興味や文化への深い理解を持っていれば、それが大きな強みになるでしょう。

酒造りの現場では、酒造業界の造り手の高齢化といった背景もあり、30代は若手として歓迎される傾向にあります。

未経験で挑戦する際のポイントとしては、以下のようなことがあるので押さえておきましょう。

【未経験で挑戦する際のポイント】

  • 日本酒の製造工程や種類について事前に勉強しておくと、面接や仕事で役立つ
  • 地元や近隣の酒蔵を訪問したり、試飲会や酒造り体験イベントに参加したりすることで業界への理解を深めることができる
  • 酒蔵で働く人や業界関係者と交流し、ネットワークを広げることで、求人情報やアドバイスを得ることができる

30代はまだ十分に若く、新しいスキルや知識を習得するのにも適した年代です。

また、これまでの仕事で培ったコミュニケーション能力や組織力なども生かせる場面が多いはずです。

採用で年齢制限を設けている場合はありますか?

日本では、雇用対策法により、原則として募集や採用時に年齢制限を設けることは禁止されています。

ただし、以下のような理由がある場合には、例外的に年齢制限が認められる場合もあるようです。

【年齢制限が認められる場合】

  • 長期勤続によるキャリア形成を目的とする場合
  • 特定の技能やノウハウの継承が必要な場合
  • 労働災害防止や安全性確保の観点から特定の年齢層が求められる場合

酒蔵の求人においても、これらの例外事由に該当する場合には年齢制限が設けられる可能性があります。

ただし、具体的な求人情報については、各酒蔵や求人サイトで確認することをおすすめします。

ちなみに、酒蔵の年齢制限に関しては、一般的には以下のポイントがあるようなので、参考にしてください。

下限年齢安全面や法的規定に基づき、18歳以上とされていることが多い
上限年齢明確な上限を設定せず、採用基準としては、年齢ではなく、作業に適応できる体力や経験で判断されることが多い
年齢に応じた配慮年齢に関係なく、応募者が適切な役割を担えるように、柔軟な対応をしている酒蔵も増えている

全国的に見れば、90歳を超えた杜氏もいるので、酒蔵で働く人の年齢層は一般的に幅広いようです。

どちらにしても、20代・30代であれば、問題なく酒蔵で働けるでしょう。

日本酒に関する知識がまったくなくても応募できますか?

日本酒に関する知識がない状態でも、応募可能な場合はあります。

特に、未経験者歓迎としている求人では、入社後に必要な知識や技術を学べる環境を提供してくれる酒蔵も多いようです。

重要なのは、「日本酒に興味がある」「新しいことを学ぶ意欲がある」という熱意をアピールすること。

ただし、選考対策として、以下のポイントを押さえて、事前に準備しておきましょう。

学ぶ姿勢を見せる・日本酒の基本知識や文化に触れておくことで、面接での印象が少しでも良くなる
・たとえば、「利き酒」に関する本を読んだり、日本酒イベントに参加したり、努力や意欲を見せることが重要
体力やスキル・酒蔵では力仕事や早朝からの作業が求められることも
・体力や作業に耐えられるかを事前に考えておく
資格の取得を検討・たとえば、利酒師資格や酒造技能士などの資格は必須ではないものの、取得すると採用の際に有利になる
・資格取得に向けた学習過程でも、酒蔵に必要な日本酒や酒造りの知識を学習することができるため、資格取得を検討しているだけでも面接での好印象が期待できる
これまでの経験をアピール・学生であればガクチカをアピールする
・前職があれば、前職の経験や実績をアピールする

求人情報に、「募集人材は経験者」といった旨の記載がなければ、未経験者でも応募することができるので、日本酒に関する知識がまったくない場合でも、日本酒に関する興味や酒造りに関するやる気を示すことで、採用される可能性があります。

契約社員や季節雇用などはありますか?

酒蔵では、契約社員や季節雇用の形態で働ける求人もあります。

一般的に、酒蔵では、1年分の日本酒を一定期間に製造するので、酒造りの最盛期である秋から春にかけて、中規模酒蔵でも約3,000ℓ、大規模酒蔵では10t〜30tもの日本酒を集中的に仕込むことになり、大量の人手が必要になります。

そのため、必要があれば、契約社員や季節雇用などの求人を募集することがあり、20代・30代であれば特に歓迎されるでしょう。

特に、契約社員として働く場合、酒造りの補助作業や製造ラインの管理など、比較的柔軟な働き方が可能な場合があります。

これらの求人は、地域や酒蔵の規模によって異なるため、具体的な条件を確認することが重要です。

20代・30代の酒蔵での働き方のまとめ

ここまで、20代・30代が酒蔵で働くことに関して、働く魅力、仕事内容、必要なスキル、求人の探し方、よくある質問などを解説してきました。

本記事のポイントは、以下のとおりです。

【本記事のポイント】

  • 20代・30代が酒蔵で働く魅力には、伝統を守りつつ挑戦ができることや、日本酒造りの専門知識や技術の習得ができることなどがある
  • 高齢化が進む酒造業界では、30代も貴重な若手戦力
  • 20代・30代が活躍できるのは、製造・営業・広報・接客・イベント運営・商品開発・品質管理など幅広い
  • 未経験でも熱意と学ぶ姿勢があれば大丈夫
  • 20代・30代の酒蔵求人は、酒蔵エージェントなどで効率的に探すことがおすすめ

20代・30代で酒蔵に就職したいと思っている人にとっては、働く魅力、仕事内容、必要なスキル、求人の探し方などを把握しておくことはとても重要です。

自身に合った酒蔵の情報を収集して、希望どおりの酒蔵で短期住み込みバイトをするためには、アンカーマンの酒造業特化の人材紹介サポートを活用することをおすすめします。

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