「酒蔵は休みなし」は誤解かも？働き方改革の現状と働きやすい蔵の選び方

酒蔵の仕事と聞くと、「休みなし」「激務」といったイメージを持つ人も多いかもしれません。

しかし、近年の働き方改革の影響を受け、多くの酒蔵が労働環境の改善に取り組んでいます。

今回は、「日本酒造りに携わりたいけれど、過酷な労働環境は不安…」と感じている方のために、酒蔵のリアルな働き方の現状や、働きやすい酒蔵を見極めるポイントなどを解説しましょう。

【この記事でわかること】

• 「酒蔵は休みなし」と誤解されているが、多くの酒蔵で変形労働時間制が採用され、繁忙期以外であれば長期休暇も取れる
• 酒蔵での働き方は、通年雇用が主流となっている
• 一般的なブラック企業の見分け方は酒蔵では通用しない
• 「休みやすい」「働きやすい」酒蔵を見極めるためには、酒蔵エージェントなどを活用する

「酒蔵は休みなし」は誤解？

「酒蔵は休みなし」と思っている人が多いかもしれませんが、本当にそうなのでしょうか。

ここでは、酒蔵のリアルな働き方の現状について解説します。

【「酒蔵は休みなし」というのは本当なのか？】

• 年間休日で考える変形労働時間制
• 夏に長期休暇が取れる場合も
• 今は通年雇用での求人が主流

年間休日で考える変形労働時間制

酒蔵の仕事は季節によって忙しさが変わるため、多くの酒蔵では、1年単位の変形労働時間制を採用しています。

変形労働時間制を採用することにより、繁忙期に労働時間を長くし、閑散期に休日を多く取ることで、年間の労働時間を調整できるからです。

たとえば、酒造りの繁忙期（秋・冬）には労働時間を長めに設定し、閑散期にはしっかり休めるようにすることで、メリハリのある働き方を実現している酒蔵もあります。

変形労働時間制における年間最低休日日数は、一律に決まっているわけではありませんが、1年単位の変形労働時間制では、年間休日85日が最低ラインとされているので、酒蔵でも年間休日で考える傾向が高まっているのです。

夏に長期休暇が取れる場合も

年間休日で考える変形労働時間制を採用する酒蔵も増えてきたため、酒蔵での働き方では、夏に長期休暇を取れる場合もあります。

酒造りの仕事では、冬場が繁忙期となるため、夏は比較的落ち着いた時期となり、休暇を取りやすい環境が整うからです。

ただし、酒蔵によっては、夏も設備のメンテナンスや営業活動、試作品造りなどの業務があるため、必ずしも長期休暇が取れるわけではありません。

一方で、冬場に集中して働くスタイルの酒蔵では、夏に有給休暇を組み合わせて20連休を取る人もいるというケースもあるようです。

今は通年雇用での求人が主流

最近の酒蔵の求人では、通年雇用が主流です。

かつては、酒造りの繁忙期（秋〜冬）に合わせた期間雇用が一般的でしたが、現在は年間を通じて働ける正社員の募集が増えています。

【酒蔵での通年雇用のメリット】

• 安定した収入：季節雇用と異なり、年間を通じて働けるため収入が安定する
• 技術の習得：長期間働くことで、酒造りの技術を深く学び、経験を積むことができる
• チームワークの向上：同じ職場で長く働くことで、職場のコミュニケーションが円滑になり、チームワークが強化される
• 働き方改革の推進：近年、労働環境の改善が進んでおり、通年雇用によって労働時間の調整や福利厚生の充実が図られている

酒蔵によっては、通年雇用を導入することで、従業員の負担を軽減し、より働きやすい環境を整えているところもあります。

一般的なブラック企業の見分け方は酒蔵では通用しない

酒蔵の働き方は、一般的な企業とは異なるため、「手作業へのこだわり」「Webサイトの古さ」「常時求人」といったような一般的なブラック企業の見分け方がそのまま適用できないことがあります。

ここでは、酒造業界の特殊性を反映した本当の見分け方について解説しましょう。

【一般的なブラック企業の見分け方は酒蔵では通用しない】

• 手作業へのこだわりは伝統製法のためかも
• Webサイトの古さだけでは働きやすさは判断できない
• 常時求人は事業拡大による増員の可能性も

手作業へのこだわりは伝統製法のためかも

酒蔵では、伝統製法を守るために手作業にこだわることが多いです。

特に、麹づくりや酒母の仕込みなどの工程では、微妙な温度や湿度の調整が必要であり、機械では再現しにくい職人の技が生かされています。

また、手作業による酒造りは、酒の風味や品質に影響を与えるため、伝統を重んじる酒蔵では今もなお手作業を続けているところが多いようです。

たとえば、昔ながらの手作業でなければできない生酛（きもと）仕込みなど、「伝統製法で、その蔵でしか造れないおいしいお酒」を特徴にしている酒蔵もあります。

一方で、最新技術を取り入れながらも、重要な工程は手作業で行う酒蔵もあり、伝統と革新のバランスを大切にしている酒蔵も増加傾向にあるようです。

精神論や手作業への過度なこだわりは、ブラック企業によく見られる特徴の1つと言われていますが、酒蔵のスタンスが自身に合っているのかをきちんとヒアリングして見極めることが重要だということを押さえておきましょう。

Webサイトの古さだけでは働きやすさは判断できない

Webサイトの古さだけでは酒蔵の働きやすさを判断することはできません。

確かに、企業のホームページが長期間更新されていないと、情報の鮮度が低く、信頼性に影響を与える可能性があります。

酒蔵のWebサイトは、情報発信の手段として重要ですが、更新頻度やデザインの新しさが職場環境の良し悪しを直接反映するわけではありません。

たとえば、酒蔵の多くは伝統を重んじるため、Webサイトのデザインが古めかしくても、実際の職場環境は整っている場合があります。

また、Webサイトの更新が少ないのは、酒造りに集中しているためであり、必ずしも労働環境が悪いわけではありません。

BtoCをメインの商流にせず、酒蔵見学などの観光需要もない酒蔵にとっては、そもそもWebサイトのニーズがないため、Webサイトが名刺代わりでしかないこともあります。

Webサイトが古くても労働環境が整備された働きやすい酒蔵は数多く存在するため、実際に働きやすい酒蔵を見極めるには、従業員の口コミや職場見学、求人情報の詳細を確認することが重要です。

常時求人は事業拡大による増員の可能性も

「常時求人をしている会社には何か問題がある」と誤解されがちですが、常時求人が事業拡大による増員の可能性もあります。

特に成長中の企業では、新規プロジェクトの立ち上げや市場拡大に伴い、継続的に人材を募集しているケースが多いです。

それぞれの酒蔵には事情があり、求人情報が常に掲載されている場合もあります。

【常時求人の具体例】

• 業績堅調につき、コンスタントに年間3人以上の採用を続けているケース
• 新しいサービスや製品の開発に伴い、専門人材を確保するケース
• 全国展開や海外進出など、事業の規模を広げるための人員補強のケース
• 業務効率化や社内体制の強化を目的とした増員のケース

酒蔵の成長戦略や職場環境について、公式サイトや口コミをチェックするほか、酒蔵エージェントの活用などにより、正確な情報を把握することが重要です。

「休みやすい」「働きやすい」酒蔵はどう見抜く？

誰しも、「休みやすい」「働きやすい」労働環境を求めるものです。

この点、酒蔵の労働環境を見極めるには、いくつかのポイントがあります。

ここでは、「休みやすい」「働きやすい」酒蔵をどう見抜くかについて解説します。

【「休みやすい」「働きやすい」酒蔵はどう見抜く？】

• 「酒蔵エージェント」に相談する
• 求人票で年間休日数と働き方を確認
• 面接で休日の取得実績や繁忙期を質問

「酒蔵エージェント」に相談する

「休みやすい」「働きやすい」酒蔵を探すには、アンカーマンが運営する酒造業特化・人材紹介サポート「酒蔵エージェント」に相談することをおすすめします。

酒蔵の求人に関しては、ハローワークや一般の求人サイトでも扱っていますが、酒蔵エージェントなど酒造業専門の求人を扱っている媒体に比べると、求人数も少なく、情報量も限られているため、各酒蔵の労働環境など、詳細な情報はなかなか得られません。

その点、酒類業界に特化したコンサルティングファームのアンカーマンは、酒類業界内にて200社以上のクライアントとの取引実績や酒蔵とのネットワークを活用し、非公開求人を含む、全国の酒蔵の製造・営業・総務・経理などあらゆる職種の求人情報を所有しているので、求職者に適した「休みやすい」「働きやすい」酒蔵を提案してもらえるでしょう。

【酒蔵エージェントのご利用の流れ】

1. 酒蔵エージェントの専用フォームから登録
2. 担当者とオンライン面談にて、今後のキャリアや酒蔵への転職について相談
3. 面談内容をもとに、求人紹介や選考対策などのサポートを開始

各酒蔵の情報量も多く、自分に合った酒蔵とのマッチング、求職活動のノウハウ、希望の酒蔵への対策なども一括してアドバイス可能です。

ただし、酒蔵の求人を探している方も多く、人気の求人は、早期に締め切りとなることもあるのでご注意ください。

あなたも、早めに酒蔵エージェントに相談して、自分に合った「休みやすい」「働きやすい」酒蔵を見つけましょう。

酒蔵エージェントに相談して、自分に合った酒蔵の求人を見つけましょう。

求人票で年間休日数と働き方を確認

「休みやすい」「働きやすい」酒蔵を見極めるには、求人票に記載された年間休日数と働き方の実態をしっかり確認することが大切です。

年間休日数のチェックポイントは、以下のとおりです。

チェックポイント	酒蔵の特徴や確認方法
年間休日105日以下	法定最低ラインに近く繁忙期の負担が大きい可能性あり
年間休日110日〜120日以上	比較的休みが多く、ワークライフバランス重視の傾向
有給取得率や長期休暇の有無	求人票に記載がなくても、面接時に確認をする

数字だけでなく、実際に休暇が取得しやすい環境かどうかを見極めることが重要です。

働き方に関するチェックポイントは、以下のとおりです。

チェックポイント	確認方法
変形労働時間制の有無	繁忙期と閑散期で労働時間が調整されているか
通年雇用か季節雇用か	安定した働き方を望むなら通年雇用が理想
職場の雰囲気やチーム体制	口コミや見学で確認できるとベスト

求人票はあくまで入り口であり、実際の働きやすさを知るには、面接時の質問や現場の雰囲気を感じ取ることがポイントになります。

気になる酒蔵があれば、職場見学やインターン制度を活用してみるのもおすすめです。

面接で休日の取得実績や繁忙期を質問

「休みやすい」「働きやすい」酒蔵を見極めるには、面接時に休日の取得実績や繁忙期などに関して、具体的な質問をすることが非常に効果的です。

特に、求人票だけでは見えにくい「実態」を知るためには、以下のような質問が有効です。

質問例	効果
「年間休日は何日ですか？ 実際に取得できている方が多いですか？」	数字だけでなく、実際の取得実績を聞くことで、休みやすさの実態が見える
「繁忙期はいつ頃で、どのくらい忙しくなりますか？」	酒蔵は季節によって業務量が大きく変わるため、繁忙期の働き方を確認するのが重要
「有給休暇は取りやすい雰囲気ですか？ 取得率はどのくらいですか？」	有給が制度としてあるだけでなく、実際に使えるかどうかがポイント
「繁忙期でも週に1日は休めますか？」	繁忙期に休めない酒蔵もあり、確認しておくと安心
「長期休暇を取る方はいますか？ どの時期に取りやすいですか？」	夏場に長期休暇を取れる酒蔵もあるため、働き方の柔軟性を探る質問

酒蔵の中には、伝統的な働き方を続けている一方で、労働環境の改善に積極的な「ホワイト酒蔵」も増加している傾向にあります。

面接での質問は、自分に適した職場かどうかを見極めるための大きなヒントになり、面接官の答え方や表情から、職場の雰囲気や本音が垣間見えることもあるでしょう。

遠慮せず、丁寧に聞いてみることが、納得のいく就職・転職につながるはずです。

酒蔵の「休み」と「働き方」に関するよくある質問

酒蔵への就職を考えたとき、多くの方が「休み」や「働き方」について疑問や不安を持つのではないでしょうか。

ここでは、酒蔵の「休み」と「働き方」に関するよくある質問について解説します。

【酒蔵の「休み」と「働き方」に関するよくある質問】

• 働き方改革に積極的な酒蔵はどうやって見分ければいいですか？
• 女性でも安心して働ける環境ですか？
• 通年雇用と季節雇用どちらの働き方が良いですか？

働き方改革に積極的な酒蔵はどうやって見分ければいいですか？

働き方改革に積極的な酒蔵を見分けるには、求人情報や企業姿勢、現場の取組みを多角的にチェックすることがポイントです。

 働き方改革に積極的な酒蔵かどうかを見分けるためのチェックポイントには、以下のようなものがあります。

チェックポイント	具体例
求人票に具体的な働き方改革の記載があるか	・年間休日数が明記されている（例：120日以上） ・有給取得率や長期休暇の実績が記載されている ・フレックスタイム制やリモート対応など柔軟な制度がある
面接での質問に丁寧に答えてくれるか	・繁忙期の勤務時間や休暇取得の実態を聞く ・「週休2日を実現している」「夏に長期休暇が取れる」など、具体的な取組みを説明してくれるか
公式サイトやSNSでの情報発信	働き方や職場の雰囲気を積極的に発信しているか
第三者の評価やメディア掲載	たとえば、厚生労働省の「働き方改革特設サイト」や他のメディアなどで酒蔵の取組みが紹介されているか
口コミや社員の声	・転職サイトやSNSで、実際に働いている人の声をチェック ・「若手が活躍している」「泊まり込みがない」「スマホで温度管理できる」などの声があれば、改革が進んでいる証拠

「伝統産業だから仕方ない」と思われがちな酒造業界でも、変革に挑む酒蔵は確実に増えています。

女性でも安心して働ける環境ですか？

かつては「女人禁制」などの慣習が根強く残っていた酒造業界ですが、近年では多様性や働きやすさを重視する動きが広がっており、女性が安心して働ける環境づくりが少しずつ進んでいます。

女性が働きやすい酒蔵の特徴は、以下のとおりです。

女性が働きやすい酒蔵の特徴	概要
力仕事の負担を軽減する設備の導入	最新の機械や温度管理システムを導入し、体力的な負担を軽減する酒蔵も増加中
柔軟な勤務体制	育児や介護と両立できるよう、時短勤務やシフト制を取り入れている酒蔵もある
ハラスメント対策や相談窓口の整備	セクハラや偏見に対する意識が高まり、社内研修や相談体制を整えている酒蔵もある
女性杜氏や女性蔵人の活躍	女性ならではの感性を生かせる酒造りの現場が増加中

【女性でも安心して働ける職場環境かどうかのチェックの具体例】

• 求人票に「女性歓迎」「育児支援制度あり」などの記載があるか
• SNSや公式サイトで女性スタッフの紹介やインタビューがあるか
• 面接時に「女性の働き方」について丁寧に説明してくれる

もちろん、すべての酒蔵が理想的な環境とは限りませんが、変化に前向きな酒蔵は確実に増えています。

通年雇用と季節雇用どちらの働き方が良いですか？

自身のライフスタイルや働く目的によって、「通年雇用」「季節雇用」のどちらを選択するほうが良いのかが変わってきます。

通年雇用と季節雇用の特徴は、以下のとおりです。

働き方	メリット	デメリット
通年雇用	・年間を通じて働けるため、収入が安定し、生活設計がしやすい　 ・長期的に働くことで、技術や知識が深まり、スキルが蓄積する　 ・社会保険や福利厚生が充実するなど正社員としての待遇を受けやすい	・閑散期にも業務があるため、柔軟な休みが取りにくい場合もある　 ・年間を通じて責任が重くなることもある
季節雇用	・繁忙期だけ働くため、短期集中で稼げる　 ・オフシーズンに別の仕事や趣味に時間を使える　 ・酒造りの現場に「季節労働者」として関わることで、職人としてお酒造りの技術が身につく	・働ける期間が限られるため、収入が不安定　 ・社会保険や雇用保険の対象外になることもある　 ・次の雇用が保証されない場合もある

【酒蔵での働き方を選ぶ際のヒント】

• 安定した生活を望むなら通年雇用
• 季節ごとに働き方を変えたいなら季節雇用
• 将来的に杜氏を目指すなら、通年雇用で経験を積むのが有利

通年雇用と季節雇用のどちらにも魅力があります。

自身の価値観やライフスタイルによって働き方が選べる現代において、たとえば、最初は季節雇用で酒造りの現場を体験し、気に入ったら通年雇用に切り替えるというステップも選択肢の1つと言えるでしょう。

酒蔵エージェントに相談して、方向性を検討するのもいいかもしれません。

【まとめ】専門家も活用して自分に合う働きやすい酒蔵を見つけよう

ここまで、酒造業界に興味はあるものの、酒蔵の労働環境に不安を感じている方に向けて、酒蔵のリアルな働き方の現状や働きやすい酒蔵を見極めるポイントなどを解説してきました。

【本記事のポイント】

• 「酒蔵は休みなし」は誤解であり、変形労働時間制の採用により、長期休暇の取得も可能で、通年雇用が主流となっている
• 「手作業へのこだわり」「Webサイトの古さ」「常時求人」などの一般的なブラック企業の見分け方は酒蔵では通用しない
• 自分に合った「休みやすい」「働きやすい」酒蔵を見つけるためには、酒蔵エージェントを活用するほか、求人票で年間休日数と働き方を確認したり、面接で休日の取得実績や繁忙期を質問したりする方法がある
• 働き方改革に積極的な酒蔵を見分けるには、求人情報や企業姿勢、現場の取組みを多角的にチェックする
• 近年の酒蔵では、多様性や働きやすさを重視しているため、女性が安心して働ける環境づくりが進んでいる
• 通年雇用と季節雇用どちらの働き方がいいのかは、自身のライフスタイルや働く目的によって変わる

酒蔵で働きたい人にとっては、「休みやすい」「働きやすい」など自身に合った労働環境の酒蔵を見つけることは、酒蔵への就職・転職活動における重要なプロセスとなります。

各酒蔵の労働環境をくわしく知るためには、アンカーマンの酒造業特化の人材紹介サポートの活用がおすすめです。

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また、 2025年の夏に開催される「飲める！酒蔵合同就職説明会2025」に参加することで、全国有数の酒蔵で働いている方たちのお話を直接聞くこともでき、各酒蔵の労働環境の詳細を把握する一助になるでしょう。

酒蔵に就職・転職したいと思っている方は、ぜひご参加ください！

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