売上向上vs経費削減は不毛な戦い? 利益を上げる選択肢はもっとある!!

売上アップを取るか、経費削減を取るか?

<社長:売上を増やすことが何よりも大切>

私の仕事は、丹精込めて造ったお酒をより多くの人に届けること。おいしいお酒を寝かせていてもお金にはならない、たくさん買ってもらってなんぼ。そのためには、酒屋さんや飲食店さんなどの繋がりを増やして、うちの酒に興味を持ってくれる人を増やし、販売に繋げることが必要。だから付き合いも増えるし、一緒に食事をしたりゴルフに行ったりするのも仕事のうち。遊んでいるわけではないのだから、交際費が増えるのは必要経費だ。

<経理:利益を出すにはまず経費削減を>

それにしても高額な経費が多すぎます。それを削減するだけで利益を確保できるのだから、必要最低限にすべき。接待が売上に繋がると言いますが、どの接待がどう売上に繋がっているのか、明確に説明できたためしがありません。身近な人となんとなく仲良くなるために大金を使うくらいなら、同じお金を商品開発や広報に回す方が有意義ではないでしょうか。

第3・第4の選択肢「単価アップ」と「原価ダウン」

実は、社長の意見、経理の意見、どちらの言い分も正しいのです。ですが、立場の違いにより衝突が起きてしまっています。
双方の意見を尊重しながら、経営をより良い状態にするためには、どんな解決策があるのでしょうか?

売上向上を第1、経費削減を第2とするならば、

第3・第4の選択肢。
それは、単価アップと原価ダウンです!

第3・第4を比較するため、現状は以下のような状態だと仮定します。

固定費:5万円
売上高:2,000円✕100本=20万円
原価:1.000円×100本=10万円
粗利:20万円ー10万円=10万円
利益:10万円ー5万円=5万円

<第3の選択肢:単価アップ>

今、こちらの蔵元さんでは一升瓶1本あたり2,000円で販売しているとします。もし単価を2,000円から2,200円にしたら、どうなるでしょうか。

固定費:5万円
売上高:2,200円×100本=22万円
原価:1.000円×100本=10万円
粗利:22万円―10万円=12万円
利益:12万円―5万円=7万円

利益が5万円から7万円と、1.4倍になりました。社長の言う通り売上をアップして同じだけの利益を生むためには、100本の売上を120本にしなくてはなりません。
売上を1.2倍にすること、もしくは単価を1.2倍にすることは、利益を1.4倍にする効果が得られるのです。

また、安易にやりがちな「おまけ」。実は経営へのダメージが思いの外、大きいのをご存知でしたか?
新商品の認知やちょっとしたお礼のために、10本につき1本のおまけをした場合、利益はどうなるでしょうか?
仮に、同額の2,000円の商品をおまけしたとします。

固定費:5万円
売上高:2000円×100本=20万円
原価:1.000円×110本=11万円
粗利:20万円―11万円=9万円
利益:9万円ー5万円=4万円

売上は上がらずに原価のみマイナスになるため、気軽に「1本おまけ」することは実質「値引き」となり、なんと20%もの利益減につながることもあるのです。
あなたの蔵にも、日頃、気軽に行っていることによって、気づかないところで利益が減っている可能性があるのです。

<第4の選択肢:原価ダウン>

現在、原価を1,000円で計算しています。ここで企業努力をして800円に抑えたら、どういった計算になるでしょうか。

固定費:5万円
売上高:2,000円✕100本=20万円
原価:800円×100本=8万円
粗利:20万円ー8万円=12万円
利益:12万円―5万円=7万円

この場合も、利益が2万円増え、1.4倍になりました。経理のいう通り経費を削減するにしても、毎月2万円の固定費を削り続けることは大変です。

利益1.4倍を目指するために、
・売上を1.2倍にする
・単価を1.2倍にする
・実施値引きを抑制する
・原価を0.8倍にする

あなたなら、どの方法に注力すべく、舵を切りますか?

安易な2択に逃げず、適切な対応を

「売上を上げればいい」「経費を削減すればいい」これはどちらも、間違いではありません。しかし常に売上を拡大し続けることも、経費を抑えつけすぎることも、選択肢の少ない状態は息苦しさを感じるものです。もっと柔軟な考えも取り入れていきましょう。

そうはいっても、「値上げをしたら酒販店が離れていってしまうのではないか」「現時点でギリギリの状態なのに、さらに原価を下げるのは無理」と思われた方もいるでしょう。

利益確保、上手な値上げにはコツがあります。そういった方のために、アンカーマンでは、これらの策を成功させるポイントをまとめたセミナーを準備しています。

一般的な成功事例の紹介にとどまらず、

・明日からできる自社在庫の現状把握
・造りが止まる時期に実施したい在庫管理

について解説します。

・ある法則に基づく売上上位品を見える化
・ABC分析・Aランク/Cランクの取り扱い
・売れ筋2割の活用方法
・牛丼チェーン店から学ぶ値上げのコツ

現状の売上を把握し、来期の製造計画にも繋げることができる内容です。
どの商品をどれだけ造ればよいのか?といった毎年頭を悩ませる問題を解決したいあなたは、ぜひご視聴ください!

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