【蔵元注目】シン・酒蔵ツーリズムで体験型インバウンドブームに乗る!

※2023年10月5日更新

新型コロナウィルスの影響で、社会のさまざまなものが変革を迫られました。

人々の価値観や文化など、ポストコロナ社会において、さまざまなものが、少なからず以前とは違った「有様」となっています。

飲酒文化も例外ではありません。街に人は戻ったとはいえ、コロナが明けた今でも依然として「宅飲み」ニーズが高く、「外飲み」はコロナ前の6割程度の回復基調です。

酒造業や酒販事業も、ポストコロナ社会における消費者のニーズに応えていくために、新たな事業展開を模索していかなければなりません。

好調なインバウンドもポストコロナでインバウンド客のニーズも変化しています。

今回は、酒類事業者が、好調なインバウンドブームに乗り、新たなインバウンド客のニーズの取りこぼしがないように、「シン・酒蔵ツーリズム」についてご紹介させていただきます。

時代は体験型インバウンドブームへ!

ここでは、現在のインバウンド需要の状況について解説します。

【現在のインバウンド需要の状況】

  • 「インバウンド需要」コロナ前水準に戻るのは2024年2月
  • インバウンドは体験型へ

「インバウンド需要」コロナ前水準に戻るのは2024年2月

2022年10月に日本の水際対策が緩和されて以降、訪日する海外旅行客(インバウンド客)は急回復しています。

日本政府観光局「訪日外客数」の最新データを見れば、回復度合いはコロナ前の2019年同月比の8割です。

このペースでいけば、訪日外客数が2019年同月の水準を取り戻すのは、2024年2月と見られています。

さらに、観光庁の直近の訪日外国人消費動向調査によれば、訪日外客数1人当たりの消費額も増加傾向であり、数値だけ見れば、コロナ前の2019年同月比を上回っているのです。

インバウンドは体験型へ

インバウンド需要の回復基調と併せて、インバウンド需要の質の変化も注視しなければなりません。

インバウンド客は、コロナ前、東京や大阪といった大都市を訪れ、ブランド品や電化製品を爆買いするなど、主に良質なメイドインジャパン商品の買い物などが目的でした。

しかし、ポストコロナ社会の現在、インバウンド客は、地方や夜の街に足を伸ばし、日本でしか味わえない体験を楽しむといった「体験型インバウンド」へとシフトしています。

たとえば、東京でおいしいお寿司を食べるのでなく、「寿司握り体験」をしたり、地方で「そば打ち」「陶芸」「箸づくり」といった「ザ・日本」の体験をしたりするのが、「体験型インバウンド」です。

シン・酒蔵ツーリズムとは

日本で「酒蔵を訪れたい」というインバウンド客は多いのですが、最近では、かつての「酒蔵見学」ではなく、「体験型インバウンドニーズ」を取り込む「シン・酒蔵ツーリズム」を提唱している酒蔵さんもちらほら出現しています。

ここでは、「シン・酒蔵ツーリズム」について解説します。

【「シン・酒蔵ツーリズム」について】

  • 酒蔵が体験型インバウンドニーズを取り込むには?
  • シン・酒蔵ツーリズムの事例

酒蔵が体験型インバウンドニーズを取り込むには?

昨今の「体験型インバウンドニーズ」に対応するために、ただ単に「酒蔵見学」をする「酒蔵ツーリズム」ではなく、さまざまな体験が可能な「酒造体験」ができるのが「シン・酒蔵ツーリズム」です。

酒蔵が「体験型インバウンドニーズ」を取り込むためには、酒蔵の見学やお酒の試飲だけでは、差別化できず、インバウンド客を集められなくなってきました。

「シン・酒蔵ツーリズム」は、これまでの「酒蔵見学」を「シンカ(進化・新化・深化)」させ、「日本の酒蔵に行ってみたい」というインバウンド客に対して、さらに、「酒造り」が体験できる希少価値を前面に押し出すなどの工夫をして、付加価値の高い「酒蔵ツーリズム」にすることが目的です。

シン・酒蔵ツーリズムの事例

実際に「シン・酒蔵ツーリズム」には、さまざまなパターンがあります。

たとえば、半日体験コースで、「酒米づくり体験」として、提携農家さんから稲作の話を聞いたり、「お酒造り体験」として、醸造の現場を見学したり、自身で手がけたお酒とおいしい料理をペアリングで楽しんだりといった体験型のアクティビティです。

料金も、これまでの「酒蔵見学」よりも高額で、1人5万円前後(お土産のお酒やランチ込み、ハイヤー代・ガイド代は別途)と高付加価値となっています。

「シン・酒蔵ツーリズム」の利用客は、個人ツアーで、年収1,200万円以上のハイクラス層が多く、50%以上がリピーター客とのこと。

これまでの「酒蔵見学」に比べれば、「少し高いかも…」と思うかもしれませんが、これからはハイクラス層のインバウンド客に向けた高付加価値のインバウンドニーズが主流となっていくかもしれません。

酒蔵ツーリズムには補助金も活用できる!準備はお早めに!

酒蔵ツーリズムの準備のためにかかる費用に関しては、補助金で賄うこともできます。

酒蔵ツーリズムに活用できる補助金としては、「海外展開・酒蔵ツーリズム補助金※」などがあるので、要チェックです。

※海外展開・酒蔵ツーリズム補助金に関して詳しく知りたい方はこちら!⇒「国税庁:海外展開・酒蔵ツーリズム補助金

補助金を活用できるとしたら、費用の面を心配せず、「シン・酒蔵ツーリズム」にもチャレンジできます。

あなたも、これからまだまだ需要が見込めるインバウンド客の取り込みを検討してみませんか。

高級酒の仕込みが終わる3月から皆造までの期間、「酒蔵ツーリズム」を実施するというのはいかがでしょう。

来年に向けて、「シン・酒蔵ツーリズム」にチャレンジしようとお考えの方は、今くらいの時期から補助金で計画的な準備をはじめることをおすすめします。

まとめ

ここまで、酒類事業者が体験型インバウンドニーズを取り込むために必要な「シン・酒蔵ツーリズム」をご紹介させていただきました。

「シン・酒蔵ツーリズム」は、新たなインバウンド客のニーズに対応するための選択肢の1つです。

重要なことは、めまぐるしく移り変わる消費者の多様なニーズに敏感に対応し、自社の商品やサービスを柔軟に適応させていくことでしょう。

そのためには、業界の動向や他社事例など酒類事業を取り巻く環境や情報に常にアンテナを張っておく必要があります。

「他の蔵ではどんな酒蔵ツーリズムやっているの?」

「酒蔵ツーリズムやりたいけれど、実際にどうやればいいの?」

「酒蔵ツーリズムに補助金が使えるって聞いたけど?」

など、酒蔵ツーリズムに関するご質問やご要望があれば、お気軽にアンカーマンまでご連絡ください。

また、アンカーマンでは、酒蔵ツーリズムのノウハウや成功事例集をまとめたお役立ち資料もご用意させていただきました。

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