酒造業向けシステムのおすすめの選び方とは?主な機能や導入するメリットを解説
業務管理システムやクラウド会計システムなど、近年、ビジネスの世界で「○○システム」というキーワードを聞く機会が増えたと思います。
「ところで、○○システムってなに?」と思っている方も、中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
「○○システム」とは、一定の業務に特化したソフトウェアやアプリケーションのこと。
今回は、今さら聞けない「酒造業向けシステム」について、主な機能や導入するメリット、種類やおすすめの選び方に加え、導入時の注意点や導入事例までご紹介します。
- 1. 酒造業向けシステムの主な機能
- 1.1. 販売管理
- 1.2. 購買管理
- 1.3. 蔵内管理
- 1.4. 原価管理
- 2. 酒造業向けシステムを導入するメリット
- 2.1. 生産性向上
- 2.2. 売上向上
- 2.3. 経営判断の速度向上
- 2.4. コスト削減
- 2.5. リスク管理
- 2.6. 酒税管理
- 3. 酒造業向けシステムの種類
- 3.1. NECソリューションイノベータ「NEC 清酒もろみ分析クラウドサービス」
- 3.2. ハートコンピューター酉-2000 シリーズ「蔵内/五合/原価計算/もろみ日誌」
- 3.3. シンプレスト「exシリーズ」
- 3.4. ティー・エス・アイ「酒仙」
- 3.5. パスカル「ラクーラ」
- 3.6. ラトックシステム「もろみ日誌クラウド」
- 4. 酒造業向けシステムのおすすめの選び方
- 4.1. 自社の規模や業務内容
- 4.2. 予算
- 4.3. 操作性やデータ連携の確認
- 4.4. サポート・メンテナンスの充実度合い
- 5. 酒造業向けシステムを導入する時の注意点
- 5.1. 導入後の運用体制を整える
- 5.2. 自社に合ったシステムを選ぶ
- 5.3. システム導入の目的を明確にする
- 5.4. 人材育成を行う
- 5.5. 導入コストを考える
- 6. 酒造業向けシステムの導入事例
- 6.1. PC ・スマホの遠隔監視で品温管理が楽に!
- 6.2. 原価管理のシステム化によりコストの可視化・原価管理の高度化が実現
- 7. 酒造業向けシステムのまとめ
酒造業向けシステムの主な機能
どの業種にも共通のシステムとして、「勤怠管理システム」や「人事給与システム」「会計システム」「営業支援システム」などがあります。
ここでは、「販売管理」や「蔵内管理」など酒造業向けシステムの主な機能について解説していきましょう。
【酒造業向けシステムの主な機能】
- 販売管理
- 購買管理
- 蔵内管理
- 原価管理
販売管理
酒造業向けシステムの「販売管理」機能は、詰口後の商品の売上管理や在庫管理、税務管理が行える機能のことです。
商品の売上・請求・売掛・在庫の管理、伝票の発行、販売分析、顧客管理まで行うことができます。
■販売管理システムについてくわしく知りたい方は「販売管理システムとは?目的や導入すべき企業の特徴、メリット・デメリットを解説」をご覧ください。
購買管理
酒造業向けシステムの「購買管理」機能は、原料・副原料・資材等の発注・仕入・在庫管理が行える機能です。
需要予測やシミュレーションにより、常に適切な原料等を確保しておくのに役立ちます。
蔵内管理
酒造業向けシステムの「蔵内管理」機能は、商品の製造管理、受払管理や税務管理が行える機能のことです。
酒類における製造計画(仕込配合表)から詰口まで酒造りの全工程を一括管理できます。
さらに、酒造法による申告や記帳業務にも対応可能です。
原価管理
酒造業向けシステムの「原価管理」機能は、各種システムとデータ連携することで原価を算出できる機能です。
経費按分することで、酒類別や商品別、売上別など1本あたりの損益分岐点を算出することも可能になります。
酒造業向けシステムを導入するメリット
酒造業向けシステムを導入することで、以下のようなメリットが期待できます。
【酒造業向けシステムを導入するメリット】
- 生産性向上
- 売上向上
- 経営判断の速度向上
- コスト削減
- リスク管理
- 酒税管理
以下、順に解説します。
生産性向上
酒造業向けシステムを導入する最大のメリットは、酒造業務を効率的に進められることでしょう。
酒造業に関する業務は、日々、複雑で膨大な業務量をこなす必要があり、マンパワーも必要です。
酒造業向けシステムを導入すれば、複数の作業を同時並行かつ共同で進められ、データの一元管理も可能となり、情報を可視化・共有化できるので、ヒューマンエラーも減らすことができます。
販売管理や蔵内管理などデータ入力することで、作業を効率化でき生産性の向上に役立つメリットが期待できるでしょう。
売上向上
酒造業向けシステムの導入により、生産性向上や安定した品質管理・在庫管理も期待でき、顧客ニーズに的確に対応できるので顧客満足度がアップし、売上向上につながります。
適切な在庫管理により、販売の機会損失を減らすこともでき、コスト削減により利益率アップも期待でき、顧客管理をすることで適切なマーケティング戦略を構築することも可能です。
結果として、売上向上が期待できることは、酒造業向けシステムの導入の大きなメリットの1つでしょう。
経営判断の速度向上
酒造業向けシステムの導入に伴い、経営判断に必要な数値が日々迅速に可視化できるので、経営判断がスピード感を持って行えるといったメリットがあります。
酒造業向けシステムの分析機能も活用すれば、迅速かつ適切な経営判断が可能です。
コスト削減
酒造業向けシステム導入により、各種コストが削減できるといったメリットも見逃せません。
製品や原材料等の適正な在庫管理により、無駄な在庫を抱える必要がなくなり、原価や保管コストが削減できます。
業務効率化が実現することで、適材適所への人材配置も可能になり、人件費も削減可能です。
リスク管理
酒造業向けシステムを導入することで、経営上のリスクを管理することも可能になります。
酒造業向けシステムの導入により、酒造業務全般を可視化することができ、情報も常に共有できます。
業務の可視化や情報の共有化により、一部の業務の属人化(ブラックボックス化)を防止することができ、担当者不在のケースで急なトラブルにも対応できないといった不都合や、社内の不正などといった経営上のリスクを管理することが可能です。
酒税管理
酒造業向けシステムの導入により、酒税管理も楽になります。
酒造業向けシステムには、酒造業における酒税法による税務署への申告業務や記帳義務にも対応できる機能も含まれており、酒税管理が可能です。
酒造業向けシステムの種類
酒造業向けシステムには、さまざまな種類があります。
ここでは、酒造業向けシステムの種類についてご紹介しましょう。
【酒造業向けシステムの種類】
- NECソリューションイノベータ「NEC 清酒もろみ分析クラウドサービス」
- ハートコンピューター酉-2000 シリーズ「蔵内/五合/原価計算/もろみ日誌」
- シンプレスト「exシリーズ」
- ティー・エス・アイ「酒仙」
- パスカル「ラクーラ」
- ラトックシステム「もろみ日誌クラウド」
NECソリューションイノベータ「NEC 清酒もろみ分析クラウドサービス」
「NEC 清酒もろみ分析クラウドサービス」は、温度・成分などの記録と官能試験結果を集約し、分析できるサービスです。
PCやスマホで、場所を選ばずに仕込み状況を把握できることが特徴です。
具体的には、原料処理・麹工程の品温、力価などの成分情報、酒母・もろみ工程の温度、アルコール等の成分情報、さらに「官能試験結果」「火入貯蔵」を登録することができます。
仕込みごとのBMD曲線やA-B直線を表示することができ、過去や理想の仕込みデータとの比較、官能試験結果と製造工程の関係性を分析することも可能です。
年間契約で、初期導入費用はかからず、数万円の月額利用料がかかりますが、無料トライアルや各種キャンペーンなどもあり、お得に利用することもできます。
■参照:NECソリューションイノベータ株式会社「NEC 清酒もろみ分析クラウドサービス」
ハートコンピューター酉-2000 シリーズ「蔵内/五合/原価計算/もろみ日誌」
酒造業向けシステム「酉-2000 シリーズ」には、「製造管理システム/蔵内」「販売管理システム/五合」のほか、「五合/酒税限定版」「蔵内五合/統合版」「クラフトビール専用版」があり、その他の商品ラインナップには「原価コンサルタント/原価計算」「酒造IoT/もろみ日誌」があります。
特徴は、製造管理・販売管理に必要な帳票以外に、酒税法に準拠した記帳義務や申告義務に必要な書類発行が可能なほか、豊富なオプション機能や外部ソフトとの連携などです。
また、サポートコールセンターではきめ細かな対応を行い、市場での実績対応力・信頼・認知度を高めています。
「酉-2000 シリーズ」の優位性は、多様な製品ラインナップとシステムの安定性、法改正への対応力や最新のITトレンドへの迅速な対応、業界の慣習や酒税法に精通といった総合力を活かした業界への貢献です。
パッケージソフトには、「オンプレミス版」と「クラウド版」があり、導入コストに違いがあるので直接サービス提供会社に確認しましょう。
■参照:株式会社ハートコンピューター「蔵内/五合/原価計算/もろみ日誌」
シンプレスト「exシリーズ」
酒造業向けシステム「ex」シリーズには、「醸造管理/もろみex」「生産管理/造りex」「販売管理/売りex」「顧客管理/送りex」があります。
各システムともデータ連動可能、単体システムでも利用可能です。
オプションで、クラウド運用(もろみex除く)、web受注、頒布会対応、会計システム連携なども可能になります。
利用料金は、初期費用がかかるパターンと月額で利用できるパターン(造りexと売りexのみ)があります。
ティー・エス・アイ「酒仙」
酒造業向けシステム「酒仙」シリーズには、「酒仙i販売管理」と「酒仙i 蔵内管理」があり、クラウドサービスにも対応可能です。
「酒仙i販売管理」は、売上・売掛・仕入・買掛・在庫に関する管理から商品・得意先に関する統計資料や税務資料の作成が操作性よく、拡張性も高く利用できるのが特徴です。
「酒仙i 蔵内管理」の特徴は、正確な原価把握、生産管理シミュレーション、もろみ管理などお酒の生産に関する全工程作業のIDを一元管理して、税務資料などにも反映可能。
販売管理と蔵内管理ともデータ連動も可能で、運用・保守サポートも充実しています。
パスカル「ラクーラ」
麹・もろみ見張り番「ラクーラ」は、「製麹」「酒母造り」「もろみ造り」の工程に特化し、麹・酒母・もろみの品温管理と酒質管理を支援するシステムです。
品温は自動計測してグラフ表示し、経過をスマホで監視できます。品温データや分析値を事績と合わせて一元管理することで、酒質の安定や向上が期待でき、杜氏や蔵人の負担軽減、若手の人材育成や次世代への技術継承を支援します。
さらに、酒税法対応の製造経過表や製造帳、受払簿などの帳票作成機能も付随しているので、生産性向上、業務効率アップが可能です。
■参照:株式会社パスカル「ラクーラ」
ラトックシステム「もろみ日誌クラウド」
「もろみ日誌クラウド」は、酒造3工程(麹/酒母/もろみ)と温度管理をトータルに支援するシステムです。
酒造3工程の品温をセンサーで自動計測・記録、分析値や状ぼう写真などの事績データを一括管理し、グラフ確認や帳票作成に活用できます。
さらに、対応する冷却系の醸造機器や分析計、製造管理システムとは、連携により入力の自動化や省力化が可能です。
もろみ日誌クラウドの特徴は、計測値やグラフをPCやスマホで、登録されたユーザーなら誰でもどこからでも確認でき(遠隔監視)、指定した温度を超えたり、醸造機器が警報を出力したりするとスマホに通知され、異常時のロスを削減できます。
そのほか、現場の声をもとにしたスマホアプリの機能を充実させるべく、随時アップデートが実施されているのも特徴の1つです。
さらに、HACCPで求められている商品の保管温度の記録や監視、酒税法で義務付けられている帳票作成まで可能です。
酒造業向けシステムのおすすめの選び方
酒造業向けシステムには、さまざまな種類があり、どのように選んだらよいのか迷ってしまうのではないでしょうか。
ここでは、酒造業向けシステムのおすすめの選び方について解説します。
【酒造業向けシステムのおすすめの選び方】
- 自社の規模や業務内容
- 予算
- 操作性やデータ連携の確認
- サポート・メンテナンスの充実度合い
自社の規模や業務内容
まず考えなければならないのは、自社に合ったシステムを選ぶということ。
自社の規模や業務内容、業務課題に照らして、必要な機能を備えているシステムを選ぶことが大切になってきます。
予算
自社の予算に合わせて、費用対効果が最大化されるかどうかという点もシステムを選ぶ際の基準となるでしょう。
当然、さまざまな機能を備えていて、高性能であればあるほど、システムの価格は上がります。
重要なのは、導入する目的を明確にして、必要な機能の優先順位をつけた上で、予算の範囲内で自社に合ったシステムを選ぶことです。
操作性やデータ連携の確認
酒造業向けシステムを導入する際に、操作性やデータ連携などシステムの使いやすさを選ぶ基準の1つに加えることは重要です。
操作性やデータ連携が自社に適しているかは、実際にシステムを扱うことになる貴社の従業員の能力や、現状の貴社の業務フローなどによって変わってきます。
自社の現状分析を行い、どのような操作性やデータ連携ができるシステムが自社に適しているのかを熟慮して酒造業向けシステムを選びましょう。
サポート・メンテナンスの充実度合い
酒造業向けシステムを選ぶ際に、サポートやメンテナンスの充実度合いを確認することも大切です。
システムを導入後、トラブルへの対応やシステムの運用などについて、サービス運営会社が適切にサポートしてくれる体制があるのか、メンテナンスの頻度、サポートの方法は対面、電話、チャット、メールのいずれなのか、サポートは有料か無料か、サポート対応の曜日や時間など詳細に確認しておきましょう。
酒造業向けシステムを導入する時の注意点
酒造業向けシステムを導入する際には、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
ここでは、酒造業向けシステムを導入する際のデメリットや注意すべきポイントについて触れていきます。
【酒造業向けシステムを導入する時の注意点】
- 導入後の運用体制を整える
- 自社に合ったシステムを選ぶ
- システム導入の目的を明確にする
- 人材育成を行う
- 導入コストを考える
導入後の運用体制を整える
酒造業向けシステムを導入する前から、導入後の運用体制を整えておくことも重要です。
なぜなら、酒造業向けシステムを導入してから運用体制を整えることも大変ですし、導入の運用体制を考えることで、どのようなシステムを導入すればいいのか明確になることもあるからです。
導入後の運用体制を考える上での着眼点としては、システムを活用する人材の問題、システム導入後の業務フローの問題等があります。
自社に合ったシステムを選ぶ
自社に合ったシステムを選ぶことは、酒造業向けシステムの導入に際して、もっとも重要なポイントの1つです。
どんなに高性能なシステムを導入しても、自社に合わず、思うように活用できなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。
業務課題は解決できるのか、システムの導入目的を達成できるのか、操作性やデータ連携は自社に適しているか、予算の範囲内か、サポート・メンテナンス体制は自社が必要としているレベルかなど、自社が優先すべきいくつかのポイントをチェックしてみましょう。
システム導入の目的を明確にする
酒造業向けシステムに際して、システム導入の目的を明確にしておくことは、自社に適したシステムを選ぶ上で非常に重要なポイントです。
システム導入の目的を明確にするためには、自社の業務フローの現状分析を行い、業務課題を明確にする必要があります。
たとえば、うちの蔵は、「昔ながらの生産管理体制で、常に人手不足だ」といった課題を解決するために、「蔵内管理」機能を備えた酒造業向けシステムを導入して、生産性向上を図りたいといった導入目的を明確にすれば、導入するシステムも明確になるでしょう。
人材育成を行う
酒造業向けシステムを導入して、最大限の効果を得るためには、システムを取り扱う人材の育成を行うことも重要です。
システム導入前に導入後の運用体制を考慮することはもちろん重要ですが、システム導入後にサービス運営会社の協力を得ながら、OJTで教育研修を行うなどの工夫により、人材育成を図りましょう。
導入コストを考える
酒造業向けシステムを予算の範囲内で導入するためには、導入コストを検討する必要があります。
さまざまな種類がある酒造業向けシステムですが、導入コストもさまざまです。
導入コストも抑えるには、シンプルなSaaS型システムもありますが、機能やカスタマイズの程度によって導入コストが高額になることも想定して、サービス提供会社に導入目的や必要としている機能などを説明した上で見積もりを取るなどの対応が必要でしょう。
酒造業向けシステムの導入事例
他社では、酒造業向けシステムをどのような経緯で導入しているのでしょうか。
ここでは、酒造業向けシステムの導入事例をいくつかご紹介しましょう。
【酒造業向けシステムの導入事例】
- PC ・スマホの遠隔監視で品温管理が楽に!
- 原価管理のシステム化によりコストの可視化・原価管理の高度化が実現
PC ・スマホの遠隔監視で品温管理が楽に!
中部地方の老舗酒蔵A酒造では、杜氏の高齢化・人手不足・技術の継承等の事業課題を抱え、杜氏や蔵人の勘所だけに頼らない製造方法を模索していました。
事業課題を解決し、おいしいお酒を安定して造り続けるために、杜氏の技術と経験を活かしながらも、誰もが品温をデータで確認しながら、品質管理ができ、酒造りの技術を次世代に継承するシステムを導入するべきと考えたのです。
そこで、A酒造では、麹・酒母・もろみの温度を可視化するシステムの導入に踏み切りました。
さまざまなシステムを比較検討した結果、無線で品温や室温のデータを一元的に収集して、複数のPC やスマホで誰でもどこにいても、リアルタイムで品温と室温の遠隔監視ができ、温度の変化をグラフ上に可視化できるクラウド版の品温管理システムを導入したのです。
品温が設定温度外になったときには、スマホにアラート通知する機能もあるため、自宅にいながら品温確認が可能で、自動製麹機に作業を任せ、泊まりの作業もなくなりました。
品温管理が圧倒的に楽になり、働き方改革が実現したことで、従業員のモチベーションもアップしています。
原価管理のシステム化によりコストの可視化・原価管理の高度化が実現
関東地方にある大手日本酒メーカーのB酒造は、コロナ禍で需要構造の変革を経験し、新たな手法でなければ利益確保は難しいという経営課題を抱えていました。
課題解決策として、販売数量のみを指標とした生産・販売活動から、膨大な商品アイテムでも原価計算を瞬時に行い、利益率・原価率をすぐに把握できる仕組みづくりを実現すべく原価管理システムの導入に踏み切ったのです。
社内に「原価導入プロジェクト」を立ち上げ、原価の現状分析からはじめ、四半期ごとに製品別原価を、原材料購入から生産、販売まで、一気通貫で管理でき、工程別、部門別、顧客別などさまざまな切り口で分析できる原価管理システムを導入しました。
システム導入に時間を費やしたものの、原価計算システムを導入したことで、営業目標を金額ベースへと変更し、原価に対する営業部門の意識が変わったり、コストを可視化できたことで、主力商品の利益率向上、増益につながったり、膨大な商品の原価管理の高度化に成功したりと多くのメリットを享受できたのです。
酒造業向けシステムのまとめ
ここまで、酒造業向けシステムについて、主な機能や導入するメリット、種類やおすすめの選び方、導入時の注意点や導入事例などをご紹介させていただきました。
酒造業向けシステムを導入すれば、さまざまなメリットを享受することが可能です。
「うちの蔵にはどんなシステムが合っているのか?」
「酒造業向けシステムについて、もっとくわしく知りたい!」
などのご不明点やご要望があれば、お気軽にアンカーマンまでご連絡ください。
なお、酒造業向けシステムの導入など設備投資資金を補助金で賄うこともできます。
アンカーマンの補助金サポートのもと、補助金を活用して酒造業向けシステムなどの設備導入に成功した酒類事業者さんも数多くいらっしゃいます。
補助金活用による設備導入成功事例をくわしく知りたい方はこちら「お役立ち資料」「お客様の声」をご覧ください。
アンカーマンでは、お客さまの将来も踏まえて、最適な設備や活用できる補助金等をご提案させていただくことも可能です。
補助金を活用して、設備導入をご検討の方は、お気軽にアンカーマンまでご連絡ください。
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