挨拶メール徹底ガイド【年始】はこう挨拶しよう!

謹賀新年画面のPC

メールやSNSが普及した現代において、プライベートに限らず、ビジネスの場面でも、年始の挨拶を、年賀状ではなく、メールやSNSで行うことも珍しくはありません。

それでも、いざメールを作成しようとすると、「あれ?どんな文面が正式なんだろう…」「使ってはいけない言葉とかあるのかな?」「年始の挨拶メールって、いつまでに送ればいいの?」など、不明点も多いのではないでしょうか。

今回は、年始挨拶のビジネスメールについて、マナーや文例などをご紹介します。

こちらのコラムをお読みいただければ、お取引先に失礼のない年始のご挨拶ができますので最後までお読みください。

ビジネスにおける年始挨拶

そもそも、ビジネスにおける年始の挨拶には、どのような意味合いがあるのでしょうか。

ここでは、年始挨拶の目的やメールでの年始挨拶の可否に関して解説します。

年始挨拶は何のため?

「年末に挨拶したばかりなのに、なぜ年始にも挨拶にいくのだろう?」と不思議に思ったことはありませんか。

簡単に言えば、年末の挨拶が1年間のお付き合いに対しての感謝の意味合いがあるのに対して、年始の挨拶は、新年のお祝いとともに、これまでどおりのご愛顧とさらなる関係性の進展をお願いする意味合いを含んでいます。

日本におけるビジネスの場面では、年末年始の挨拶が、今なお取引関係の継続において重要な慣習となっているのです。

メールで年始挨拶してもいいの?

ビジネスの年始挨拶といえば、かつてはお年賀(粗品や手土産)を持参して、対面であいさつ回りをするのが一般的でした。

しかし、コロナの影響等で対面ではなく、オンラインやメールで年始挨拶をすることも多くなっているのが現状です。

メールやSNSで年始の挨拶をしても、近年の慣習では失礼にはあたりません。

ただし、取引先ごとに考え方や価値観は違うもの。年賀状で年始の挨拶をしてくるお取引先に関しては、こちらも年賀状で年始の挨拶をするほうが無難でしょう。

年始挨拶ビジネスメールのマナー

ネクタイを整えるビジネスマン

メールでの年始挨拶が一般的になってきたからといって、マナーを逸脱した年始挨拶は、お取引の継続に関して、ハザード(障害)になってしまいます。

ここでは、きちんとした年始挨拶ビジネスメールのマナーを押さえておきましょう。

ビジネスメールにも気持ちを込めて

年始挨拶ビジネスメールで何よりも重要なのが、新年を祝う気持ちとお取引相手への感謝をメールの文面に込めること。

なお、年始挨拶ビジネスメールが数多く届く取引先の負担を考えて、メールの件名は「新年のご挨拶【○○酒造】」など誰から来たメールかすぐにわかるようにしておきましょう。

松の内までに送信

「松の内」とは、正月事始め(正月の準備開始の日=12月13日)から神様がお帰りになるまでの期間で、地域によって終わりの期間が異なります。

関東・東北・九州では1月7日まで、関西では1月15日(小正月)までが多いようです。

新年の仕事始めは、事業者によってそれぞれですので、できればお取引先の状況に合わせて早めに送信しておくほうがベター。

年末の仕事納めまでに、年始挨拶ビジネスメールを作成しておき、メールの「送信予約」をしておけば、「1月4日8時以降に送信」など指定した日時に送信できるので便利です。

なお、やむを得ない事情で年始の挨拶が遅くなってしまった場合には、「寒中見舞い」として送るようにしましょう。

メールの一斉送信はNG

いくら便利だからといって、CCやBCCを使ったメールの一斉送信は、失礼になりますので避けたほうが無難です。

なお、メーリングリストを活用し、一度に複数人へ同じメールを送信したり、メーラーの「宛名差し込み」機能で、送信相手ごとに宛名だけを変えて同じメールを一斉送信したりすることもできます。

しかし、誤送信による情報漏洩や送信上限の問題、配信リストとの連携などの作業量の増加などデメリットもありますので、手間はかかるものの個別送信が安全で確実でしょう。

喪中の場合は寒中見舞い

自社や取引先が喪中のケースでは、「寒中見舞い」として年始の挨拶を行いましょう。

最近の傾向として、プライベートとビジネスを線引きして、プライベートで喪中であっても、ビジネスでは年始挨拶をすることも多いようです。

どちらか迷った場合には、周囲に確認するか、「寒中見舞い」として年始の挨拶をしておくか安全策を選択しましょう。

忌み言葉や重複表現に注意

年始の挨拶に使わないほうがいい忌み言葉は、以下のとおりです。

【忌み言葉】

衰える・落ちる・失う・欠ける・流れる・閉じる・病む・倒れる・破れる・滅びる・枯れる・去るなど

「去年」と言わず、「旧年」「昨年」などと表現しましょう。

また、重複表現についても注意しましょう。

【やってしまいがちな重複表現】

×謹賀新年 明けましておめでとうございます⇒○どちらか一方でよい
×新年明けましておめでとうございます⇒○明けましておめでとうございます
×令和○年1月1日元旦⇒○令和○年 元旦

忌み言葉や重複表現など、気にする方もいらっしゃいますので、注意が必要です。なお、年賀状での年始の挨拶には、句読点を使わないのが相手への敬意として慣例になっていますが、メールでは読みやすさを重視して句読点を使用しても問題ないとされています。

年始挨拶ビジネスメール文例

キーボードを打つ

ここでは、「具体的に年始挨拶ビジネスメールはどうやって書くの?」という疑問にお答えします。

基本構成

年始挨拶ビジネスメールの基本構成は以下のとおりです。

【年始挨拶ビジネスメール文面の基本構成】

  1. 新年の挨拶「明けましておめでとうございます」など
  2. 旧年中のお取引(お付き合い)への感謝
  3. 本年の抱負や目標
  4. 結語「本年もよろしくお願いします」など

基本構成を押さえて、お取引先ごとにオリジナルの文面を入れると、より好感を抱いていただけるでしょう。

文例

年始挨拶ビジネスメールのオーソドックスな文例は以下のとおりです。

【オーソドックスな文例】

○○酒店 ○○様
明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。
今年も、○○酒店様に喜んでいただけるような売れるお酒を造れるよう、精一杯努力する所存です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
新年は○月○日から平常営業とさせていただきます。
令和○年 元旦

また、お取引先ごとに少し工夫した文例もご紹介しましょう。

【少し工夫した文例】

○○酒造 ○○様
明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。
ここで一句~「銘柄に 読めない漢字 教えられ」
○○酒造様の「○○」につけたいPOPです!今年もおいしいお酒、楽しみにしております。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
新年は○月○日から平常営業とさせていただきます。
令和○年 元旦

ユーモアなども織り交ぜて、お取引先ごとに文面を考えて作成したメールは、きっと相手の心に届くのではないでしょうか。

他方、寒中見舞いの文例に関しても触れておきましょう。

【寒中見舞いの文例】

○○酒造 ○○様
寒中お見舞い申し上げます。
寒さ厳しい折、いかがお過ごしでしょうか。

(以下相手が喪中のケース)
故人○○様には、生前より大変お世話になっておりました。〇〇様のご冥福をお祈り申し上げます。
ご家族はじめ従業員の皆様もどうか健康にお気をつけください。

(以下自分が喪中のケース)
昨年○月○日に父方の祖父が他界いたしまして、喪中につき年末年始の挨拶を控えさせていただきました。
本年も変わらぬご愛顧のほど、お願い申し上げます。
令和○年1月

お取引先によって、文章の内容や文体もかしこまったほうがいいケース、少し崩したほうがいいケースなど、戦略的に使い分けることをおすすめします。

なお、こちらが年始の挨拶をしていなかった先から年始挨拶メールをいただいた場合には、以下のように返信しましょう。

【年始挨拶メールへの返信文例】

件名:Re:新年のご挨拶
株式会社○○ 営業部 ○○様
明けましておめでとうございます。
新年のご挨拶メールを頂戴いたしましてありがとうございました。
昨年は、試飲会等で大変お世話になりました。
本年も、さらなる品質アップを目指して、精一杯努力する所存です。
まだまだ厳しい寒さは続きますが、くれぐれもご自愛ください。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
令和○年1月

年始挨拶メールへのお礼と今年もお世話になる旨を返信メールの文面に盛り込むことが重要です。

まとめ

ここまで、年始挨拶のビジネスメールについて、マナーや文例などをご紹介させていただきました。

年始の挨拶に関しては、中長期的に取引関係を継続させるという意味合いにおいては、年末の挨拶と同様、重要な日本のしきたりです。

失礼のない挨拶をするだけでなく、取引先に好印象を持ってもらえるチャンスだと考えれば、重要な営業機会の1つとも考えられます。

マーケティング戦略を含んだ年始挨拶のビジネスメールを送ることも売れる仕組みづくりの1つです。

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