好みを知って飲み手を増やそう!若者向け日本酒アンケート

近年、日本国内における消費量の減少が課題となっている日本酒業界において、飲み手を増やすことは課題の1つ。

日本酒の飲み手が中高年層中心といった傾向にある中、「若年層の飲み手を増やす」ことが課題解決へ向かう1つのルートと考えられます。

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず(孫子)」と言われるように、ビジネスで成功するには「相手のことを正しく知る」ことが大切。

若者を飲み手にしたければ、まずは若者のお酒の好みを知るところからはじめましょう。

そこで今回は、若者のお酒の好みを知るために、さまざまな若者向け日本酒アンケートをご紹介します。

若者の日本酒離れって本当なの?

いつの頃からか、「若者の日本酒離れ」と言われて、ある程度の月日が経過していますよね。しかし、街では日本酒を楽しんでいる若者を目にすることも…

ここでは、「若者の日本酒離れ」が本当なのか、10年前のお酒に関するアンケートや、最新のお酒に関するアンケートなどを比較して、若者のお酒や日本酒に関する最新動向を深堀りしていきましょう。

10年前のアンケート調査

2011年の若者のアルコール飲用実態調査※によれば、20代は、お酒の飲用に関して、「自宅での飲用頻度は低く、飲む場合はアルコール度数の低いお酒を1人でリラックスしながら飲むことを好む」という調査結果が出ています。
※凸版印刷消費行動研究室/若者のアルコール飲用実態調査より

また、2014年に実施された20代男女を対象とした別のお酒に関するアンケート調査※では、一番好きなお酒の種類として、1位はビール、2位は赤ワインに続いて、3位に日本酒(清酒)がランクインしていました。

この結果を見てみると、少なくとも10年前は、「若者の日本酒離れ」はまだはじまっていないといえるのではないでしょうか。

※参照:フレッシャーズ調べ

最近のアンケート調査

2021年に実施された「LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査」における「年代別好きなお酒TOP10」のデータによれば、20代、30代とも第1位はチューハイ・サワー、第7位が日本酒という結果でした。

この結果だけを参考にしてしまえば、やはり、「若者の日本酒離れ」が進んだと考えるべきなのでしょうか。

※参照:LINEリサーチ/リサーチノート「みんなの好きなお酒ランキング

他方、2023年に実施された「日本酒需要動向調査」の好きな酒類の年代別調査項目において、20代・30代ともに、1位はビール類、2位はチューハイ類、3位に日本酒となっています。

ちなみに、2017年実施の同様の調査では、日本酒は20代で5位、30代で4位だったことからすると、この調査を見るかぎり、「若者の日本酒離れ」が進んだとまでは言えないでしょう。

また、「今後、日本酒を飲む機会を増やしたいか」という問いに対して、「増やしたい」と回答した人の割合は、Z世代では実に55.5%もいることから、20代〜30代でも日本酒へのチャレンジ傾向があることがわかります。

※参照:日本酒造組合中央会「2023年日本酒需要動向調査

アンケートから見る若者の日本酒への志向

若者が日本酒を楽しむとき、どんなスタイルで楽しむのでしょうか。

ここでは、アンケートから見る若者の日本酒への志向を探っていきます。

ライト志向・プレミアム志向・外飲み志向

2020年に実施された「日本酒飲用の動向調査」によれば、20〜30代の若年層の特徴として、以下のようなことがわかりました。

  • 「月に1~2日」「週に1日」の頻度でライトに日本酒を楽しむ傾向がある
  • 若年層が中・高年層よりも大きな予算を確保する傾向がある(「自宅用に2,000円以上」「ギフト用に3,000円以上」の予算を持つ割合が約1~2割、中高年層に比べて若年層のほうが高い)
  • 若年層は外で日本酒を楽しむ傾向がある(若年層ほど外食で日本酒を楽しむ割合、自宅用の日本酒を購入しない割合が高い)

※参照:SAKETIMES「2020年日本酒飲用の動向調査

オーガニック志向・低アルコール志向

2023年実施の「日本酒需要動向調査」によれば、若年層は、「オーガニック製法で造られた日本酒を購入したい」「低アルコールの日本酒を購入したい」と回答した割合が高いという結果が見受けられました。

このアンケート結果からは、若者が日本酒を楽しむときも健康志向であることがわかります。

ペアリング志向・おすすめ志向

2023年「日本酒需要動向調査」では、飲食店で日本酒を注文する際に重視するポイントとして、「料理のペアリング」や「知人・友人のおすすめ」と回答した人の割合が、他の世代よりも若年層のほうが高いという結果も出ています。

まとめ

ここまで、さまざまな若者向け日本酒アンケートをご紹介させていただきました。

時代が変わり、若者のお酒、特に日本酒に対するイメージや楽しみ方も変わってきています。

「若い人にどうやってPRすればいいんだろう?」

「若い人って、どんなお酒なら選んでくれるのかなぁ?」

日本酒の飲み手として、若者を取り込みたいのであれば、若者の志向を知ることがはじめの一歩ではないでしょうか。

今回ご紹介したアンケート結果は、インターネットでも公表されているものです。しかし、若い人の本音を知らなければ本当のマーケティング戦略は構築できません。

若い人のリアルな声を知りたがっている酒屋さんや酒蔵さんは多いはず…

そこで、今回、アンカーマンでは、日本酒に関する若い人のリアルな声を独自調査でまとめたお役立ち資料をご用意させていただきました。

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