在庫管理とは?効率的な方法や正しい考え方、管理システムを活用するためのコツを紹介
酒類事業者にとって、在庫の管理は課題の1つ。
「管理スペースはいるし、かといって販売機会の損失は避けたいし…」
「適正在庫ってどうしたらわかるの?」
などなど、在庫管理の悩みはつきません。
今回は、酒類事業者向けの在庫管理について、効率的な方法や正しい考え方、管理システムを活用するためのコツなどを解説します。
- 1. 在庫管理とは
- 2. 在庫管理のよくある悩み
- 2.1. 在庫の過不足
- 2.2. 在庫管理手法の選び方がわからない
- 2.3. 特定の担当者しか在庫管理業務を理解していない
- 2.4. 管理業務に多くの工数がかかる
- 3. 在庫管理を効率的に行うメリット
- 3.1. 業務効率の向上が図れる
- 3.2. 欠品や過剰在庫を防げる
- 3.3. コスト削減につながる
- 3.4. 意思決定が早くなる
- 3.5. キャッシュフローの改善が期待できる
- 3.6. 顧客満足度の向上につながる
- 3.7. 従業員のモチベーションがアップする
- 3.8. 信用度や競争力の向上が図れる
- 4. 在庫管理の方法
- 4.1. 目視による在庫管理
- 4.2. 在庫管理表やカードを用いた管理
- 4.3. Excelでの在庫管理
- 4.4. バーコードやQRコードを用いた管理
- 4.5. RFIDを用いた在庫管理
- 5. 在庫管理システムを利用するメリット
- 5.1. ヒューマンエラーの防止
- 5.2. 管理コストの適正化
- 5.3. 在庫の可視化とリアルタイムでの把握
- 5.4. 入出庫管理の自動化と効率化
- 5.5. データ分析による在庫最適化
- 5.6. 業務の効率化と生産性の向上
- 6. 在庫管理を効率的に行うためのポイント
- 6.1. 在庫を可視化する
- 6.2. 先入れ先出しやABC分析を活用する
- 6.3. 効果的な在庫管理方法を選ぶ
- 6.4. 需要予測の精度を高める
- 6.5. 在庫管理システムを活用する
- 6.6. 関係部署間のコミュニケーションを密に行う
- 6.7. PDCAサイクルを回す
- 7. 在庫管理のまとめ
在庫管理とは
在庫管理とは、事業所内にある原材料や商品などの在庫を、製造・販売などのサイクルに照らして、最適な数や状態で供給できるように管理するプロセスのこと。
つまり、酒類事業者でいえば、必要な原材料(酒米や酒水)や商品(お酒)を必要な時に必要な分だけ提供できるように、在庫の数や状態を把握して管理することです。
具体的な業務内容として、入出庫管理や返品管理、棚卸しなどがありますが、これらの業務を通じて在庫の数や状態を正確に把握・管理します。
在庫管理のよくある悩み
酒類事業者ごとに、在庫の数や状態を適正な水準に保って管理しておくことが望ましいとされ、在庫の適正な水準のことを「適正在庫」といいます。
ここでは、適正在庫が保てない、どのようにしたら適正在庫がわかるのかなど、在庫管理のよくある悩みをご紹介しましょう。
【在庫管理のよくある悩み】
- 在庫の過不足
- 在庫管理手法の選び方がわからない
- 特定の担当者しか在庫管理業務を理解していない
- 管理業務に多くの工数がかかる
以下、順に解説しましょう。
在庫の過不足
在庫管理のよくある悩みとして、もっとも多いのが「在庫の過不足」です。
過剰在庫は不良在庫として無駄なコストを発生させてしまい、在庫不足は機会損失を生む可能性があります。
在庫の過不足がなく最小限にある状態を「適正在庫」といいますが、適正在庫を保てない、適正在庫がわからないなどの原因により、在庫の過不足が発生してしまうのです。
在庫管理手法の選び方がわからない
「在庫管理手法の選び方がわからない」という在庫管理のお悩みもよく耳にするところです。
在庫管理手法には、さまざまな方法があります。重要なのは、自社の業務フローや人的リソース、予算に適した在庫管理手法を洗い出し、選択すること。
在庫管理手法の選択肢にはどのようなものがあるのか、自社はどのような在庫管理手法が適しているのか、どのように選べばいいのかなど、在庫管理手法の選択には課題が多いようです。
特定の担当者しか在庫管理業務を理解していない
「今日、Aさんが出社していないから、在庫状況がわからないなぁ…」など、特定の担当者しか在庫管理業務を理解していないという在庫管理のお悩みもあるでしょう。
在庫管理業務にさける人的リソースが不足しているケースでは、限られた人員で在庫管理業務を担当していることが多く、在庫管理業務がブラックボックス化していることもあります。
在庫管理業務がブラックボックス化している場合、在庫管理業務の担当者が不在のケースでは、販売の機会損失や取引先など関係者に不利益を生じさせ事業者の信用を損なうなどのリスクも考えておかなければなりません。
管理業務に多くの工数がかかる
自社に適していない在庫管理手法を選択してしまっているケースでは、「在庫管理業務をこなすために多くの工数がかかる」などの課題も発生します。
在庫管理業務に多くの工数がかかると、在庫管理業務以外の業務に人的リソースをさくことができなくなり、生産性の向上が図れません。
適正在庫、適正人員を心がける必要があります。
在庫管理を効率的に行うメリット
在庫管理を効率的に行うことで、次のようなさまざまなメリットが図れます。
【在庫管理を効率的に行うメリット】
- 業務効率の向上が図れる
- 欠品や過剰在庫を防げる
- コスト削減につながる
- 意思決定が早くなる
- キャッシュフローの改善が期待できる
- 顧客満足度の向上につながる
- 従業員のモチベーションがアップする
- 信用度や競争力の向上が図れる
以下、順に解説しましょう。
業務効率の向上が図れる
在庫管理を効率的に行うことで、正確な在庫情報を把握でき、業務効率の向上が図れます。
たとえば、在庫管理システムを導入するなどして、在庫管理を効率的に行うことができれば、入出庫作業の効率化や問い合わせ対応の迅速化が期待できるでしょう。
手作業による在庫数の確認に時間を取られることもなく、管理業務の工程数を削減するなどの業務効率化が図れれば、空いた時間や人員でコア業務へ集中することもできるようになります。
欠品や過剰在庫を防げる
在庫管理の効率化で、欠品や過剰在庫を防止するといったメリットも図れます。
適切な在庫管理を把握することにより、余剰在庫を最小限に抑え、生産ラインのスムーズな運用を実現したり、欠品がなくなることで、販売の機会損失を防いだりすることも可能です。
コスト削減につながる
在庫管理を効率的に行うことで、コスト削減につながるといったメリットも期待できるでしょう。
在庫は、直接経費・間接経費を問わず、過剰在庫コストや過少在庫コストなどさまざまなコストがかかります。
過剰在庫のコストとしては、原材料費、倉庫の維持費用、品質保持の維持費用、廃棄するときの費用、人件費、光熱費、減価償却費などが考えられ、過少在庫のコストは、欠品や納期遅れなどによるトラブル処理費用などです。
在庫管理を効率的に行うことができれば、過剰在庫を減らし、必要な時に必要な量の在庫を持つことで、資源の最適利用とコスト削減が図れます。
意思決定が早くなる
効率的な在庫管理は、意思決定のスピードにも影響します。
正確な在庫情報に基づいて生産プロセスを計画・調整できるため、意思決定が早くなり、生産効率が向上し、品質の向上にもつながるでしょう。
キャッシュフローの改善が期待できる
在庫管理を効率的に行うことで、キャッシュフローの改善にもつながるでしょう。
管理コストの削減に加え、適正在庫による在庫回転率アップが図れれば、利益を増やすこともできるからです。
顧客満足度の向上につながる
在庫管理を効率的に行い、適正在庫が維持できれば、商品の欠品リスクを低減させ、迅速な納品が実現でき、安定した商品の品質も維持できます。
取引先や顧客は、いつでも希望の商品を入手できるため、ストレスフリーとなり、顧客満足度の向上につながるでしょう。
従業員のモチベーションがアップする
在庫管理の効率化により、従業員のモチベーションアップといったメリットも期待していいでしょう。
在庫管理の効率化による顧客満足度の向上により、酒類事業者の評判が上がることにより、従業員のモチベーションアップにつながります。
信用度や競争力の向上が図れる
効率的な在庫管理のメリットには、事業者の信用度や競争力の向上が図れるといったことも挙げられるでしょう。
資源の最適利用、コスト削減、キャッシュフローの改善、顧客満足度の向上、従業員のモチベーションアップなどさまざまな在庫の適正化効果は、企業価値をアップさせ、結果として企業に競争力をつけ、外部からの信用度を向上させるといったる副次的効果をもたらすからです。
在庫管理の方法
在庫管理には、次に挙げるようなさまざま方法があります。
【在庫管理の方法】
- 目視による在庫管理
- 在庫管理表やカードを用いた管理
- Excelでの在庫管理
- バーコードやQRコードを用いた管理
- RFIDを用いた在庫管理
以下、順に解説しましょう。
目視による在庫管理
目視による在庫管理とは、人の目で見て在庫の数を数え、在庫の過不足をチェックする方法です。
目視による在庫管理は、在庫管理の初歩的な方法であり、管理コストがかからない、すぐに着手できるといったメリットがある反面、手間や時間がかかり、ヒューマンエラー発生のリスクなどのデメリットもあります。
在庫管理表やカードを用いた管理
目視による在庫管理に加えて、在庫管理表やカードを用いた在庫管理方法もあります。
具体的には、棚ごとの在庫把握に使用する棚カード(棚札)や在庫管理表に、商品内容(品番、入出庫記録、ロケーション番号)や数量、担当者、履歴などを記入し、実際の在庫との過不足を照合する方法です。
在庫管理表やカードを用いた管理方法の課題として、手間や時間がかかる、ヒューマンエラーやカード紛失のリスクなどがあります。
Excelでの在庫管理
Excelでの在庫管理とは、Excelで作成した在庫管理表に在庫の内容を記録する方法です。
Excelでの在庫管理のメリットとして、始めやすさ、管理のしやすさ、低コストなどが挙げられます。
Excelでの在庫管理のデメリットは、管理表の作成や在庫入力に手間や時間がかかること、入力ミスやチェックミスなどのヒューマンエラーが発生するリスクなどです。
バーコードやQRコードを用いた管理
バーコードやQRコードなどの在庫管理システムを用いて在庫管理する方法もあります。
入出荷の入力に関して、原材料や商品など在庫の動きに合わせて入出荷数を現場でシステムに直接入力したいといったときに有効なのがこの方法です。
具体的には、自由に持ち運べるハンディターミナルやスマートフォンを使って、原材料や商品についているバーコードやQRコードを読み取ることで、品目を指定し、テンキーで数量入力します。
バーコードに比べて、QRコードのほうがより多くの情報量が記録できるため、在庫の属性などを管理することが可能です。
RFIDを用いた在庫管理
RFID(Radio Frequency Identification)とは、電波を使った専用タグである「RFタグ」の情報を非接触で読み書きする自動認識技術のこと。
RFIDを用いた在庫管理とは、情報を読み書きできる記録媒体であるRFタグ(電子タグ、無線タグ、ICタグ、RFIDタグとも呼ばれます)を活用して在庫管理する在庫管理システムの一種です。
RFIDは手間がかからないだけでなく、バーコードやQRコードよりも書き込める情報量が多いため、在庫管理業務の大幅な効率化・省力化に貢献できる方法となっています。
在庫管理システムを利用するメリット
在庫管理システムとは、適正在庫を維持するために在庫情報を適切に把握・管理するためのシステムのこと。
在庫管理システムには、入出庫管理、ロケーション管理、検品作業の一部自動化、返品管理、棚卸などさまざまな機能があります。
ここでは、在庫管理システムを利用するメリットについて解説しましょう。
【在庫管理システムを利用するメリット】
- ヒューマンエラーの防止
- 管理コストの適正化
- 在庫の可視化とリアルタイムでの把握
- 入出庫管理の自動化と効率化
- データ分析による在庫最適化
- 業務の効率化と生産性の向上
以下、順に解説しましょう。
ヒューマンエラーの防止
在庫管理システムを利用するメリットの1つとして、ヒューマンエラーの防止が挙げられます。
在庫管理システムを導入すれば、バーコードやQRコード、RFIDなどにより在庫情報について自動入力することができ、手作業での入力が不要となるので、省力化できるだけでなく、人的ミスを防止することが可能です。
管理コストの適正化
在庫管理システムを活用できれば、適正在庫の維持により、管理コストの適正化が図れるといったこともメリットの1つです。
在庫保管場所の省スペース化による保管費用の適正化、人件費・光熱費や原材料費の最適化、在庫ロスや欠品の減少による在庫処分コストやトラブル防止費用の適正化などさまざまな在庫管理コストの適正化が図れるようになります。
在庫の可視化とリアルタイムでの把握
在庫管理システムを導入することで、在庫の可視化が実現でき、リアルタイムで在庫状況の把握が可能となります。
在庫管理システムにより、在庫状況をリアルタイムで把握できれば、適正在庫を維持するために、いつどれくらい在庫を補充すればよいか、売れ筋商品に関して保管スペースはどれくらい確保しておけばよいかなど、在庫への対応策を迅速に準備することが可能です。
入出庫管理の自動化と効率化
在庫管理システム導入によるメリットの1つに、入出庫管理の自動化と効率化が挙げられます。
在庫管理システムには、過去の入出荷や在庫のデータが自動で蓄積されていくので、効率的に入出庫管理が可能です。
在庫管理システムによっては、事前に指定した在庫過不足数値を設定しておけば、在庫が過不足になる前にアラートなどでスマホなどに通知がくるようにも設定でき(発注点管理など)リスク管理にも役立ちます。
データ分析による在庫最適化
在庫の最適化を図る上で、データ分析が欠かせません。
在庫管理によるデータ分析とは、在庫レベルの最適化や需要予測の精度向上などを在庫情報のデータ分析を行うことで可能にする手法です。
在庫管理システムを導入することにより、在庫情報のデータを収集し、データ分析をして、在庫最適化を図ることができるようになるといったこともメリットの1つです。
業務の効率化と生産性の向上
在庫管理業務には、受発注や入出庫、棚卸などさまざまな工数の業務が発生するので、在庫管理システムの導入により、⼀元管理することで、業務の効率化と生産性の向上が図れることもメリットの1つでしょう。
たとえば、バーコードやQRコード、RFIDをハンディーターミナルで読み込むだけで、在庫情報がシステムに登録され、リアルタイムにデータが転送されたり、在庫管理システム内で従業員同士で在庫情報を共有できたりと大幅な業務の効率化による生産性の向上が期待できます。
在庫管理を効率的に行うためのポイント
在庫管理を効率的に行うためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
ここでは、在庫管理を効率的に行うためのポイントについて解説しましょう。
【在庫管理を効率的に行うためのポイント】
- 在庫を可視化する
- 先入れ先出しやABC分析を活用する
- 効果的な在庫管理方法を選ぶ
- 需要予測の精度を高める
- 在庫管理システムを活用する
- 関係部署間のコミュニケーションを密に行う
- PDCAサイクルを回す
以下、順に解説しましょう。
在庫を可視化する
在庫管理を効率的に行うための第一歩として、「在庫の可視化」が必要となります。
「在庫の可視化」とは、在庫の場所を一目でわかるようにすること(現品の可視化)、在庫数を把握し記録・整理すること(情報の可視化)です。
先入れ先出しやABC分析を活用する
「先入れ先出し(FIFO)」とは、仕入れた順番に出荷・販売するという在庫管理の基本的な手法であり、商品の賞味期限や劣化を避けることができます。
「ABC分析」とは、在庫の出荷量や売上を分析して、在庫に優先順位をつける手法のことで、売上の上がる在庫を優先的に管理することで、利益の最大化が可能です。
効果的な在庫管理方法を選ぶ
効率的な在庫管理を行うためには、自社に適した効果的な在庫管理方法を選ぶ必要があります。
在庫管理方法には、アナログ的なものから先進的なものまでさまざまな方法があるため、自社の企業規模、予算や業務内容や業務フロー、人的リソースなどを総合的に勘案して選択しましょう。
需要予測の精度を高める
在庫管理を効率的に行うためのポイントの1つとして、需要予測の精度を高めるといったことが挙げられます。
常に適正在庫を維持するためには、在庫に関する将来予測が重要です。将来予測とは、販売数の見込みや製造時のリードタイムなどを総合的に勘案して決定しなければなりません。
需要予測の精度を高めるには、在庫管理のデータ分析などを行う必要がありますが、在庫管理システムを導入することにより、需要予測の精度を高めることが可能です。
在庫管理システムを活用する
在庫管理を効率的に行うためには、在庫管理システムの活用をおすすめします。
在庫管理システムには、効率的な在庫管理を行うためのさまざまなメリットがあるからです。
関係部署間のコミュニケーションを密に行う
在庫管理を効率的に行うためには、関係部署間で綿密なコミュニケーションを行うことも大切です。
たとえば、営業部門と在庫管理部門で、うまく連携がとれていれば、過剰在庫になっている商品の販売に注力してもらうことで、適正在庫の維持に近づけるなどの対策が可能となります。
PDCAサイクルを回す
効率的な在庫管理を行い、適正在庫を維持するためには、以下のような在庫管理のPDCAサイクルを回すことが重要です。
【在庫管理のPDCA】
- Plan(計画):酒類ごとの在庫数の目標値(適正在庫)を設定
- Do(実行):入出庫や在庫数を把握
- Check(確認):目標値と実数値の差異を定期的に確認
- Action(行動):差異の結果による見直しや対応策の実施
適正在庫の設定、在庫状況をリアルタイムに把握、適正在庫と在庫状況の差異の確認、差異がある場合には対応策の実施などの在庫管理のPDCAサイクルを回し続けることが在庫管理の重要なポイントとなります。
在庫管理のまとめ
ここまで、酒類事業者向けの在庫管理について、効率的な方法や正しい考え方、管理システムを活用するためのコツなどをご紹介させていただきました。
在庫管理は、酒類事業において重要な役割を果たすため、適切な手法とシステムを活用して効率的に行いましょう。
酒造業には、酒造業向け販売管理システム、酒販事業には酒販事業向け販売管理システムなど、それぞれの事業に適したシステムの導入などもおすすめです。
アンカーマンでは、酒類事業の経営支援に特化しているため、酒類事業に関する在庫管理の課題解決に的確な解決策をご提案できます。
在庫管理の改善にご興味、ご不明点などあれば、アンカーマンまでお気軽にご連絡ください。
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